青天が続いています。
当地の紅葉前線が駆け足で通過中です。
いつも行く自然公園を中心とした紅葉山。
閉園を一週間延長していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/50/b4f7562a9b73f928c65c5e0ac4af96f4.jpg)
年々、紅葉の景観が悪くなっているような気がします。
早く色付き早く散ってしまう小葉モミジ。
何時までも斑模様のモミジ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/a6/d0346b7018690cc391f987cb44ed469c.jpg)
今年は全国的に色付きがよくなかったようです。
今年はこの10年でもっとも悪い状況だとも言われています。
紅葉の名所に行かれた知り合いも「好くなかった」と言っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7a/c8687e7393fec88ff7707ec10c040faa.jpg)
柿色の段階、赤くなるとすぐに散っている状況で、
色付いた木と落葉してしまった木と混在しているという。
当地の紅葉山もそんな状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/23/c9d9d8b0f26b00c5c6e4bd56baa9deb2.jpg)
モミジの木に比べて、周りの杉など、常緑高木が育ちすぎて光を遮ったり、
高木につられて、モミジの木が高木になって、
紅葉の位置が目線と合わないのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/81/9e82c2536b8b645aebbdb3fe303d332c.jpg)
人間に都合よく自然が振舞うわけもありませんね。
森羅・自然の為せる業には、人は従うのがいいでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/f6/03c0ae5925dba302c82b90cffae56919.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/fd/b4332ba3f88cc05d0575158256b15546.jpg)
その季節(とき)・旬の美しさを見て、愛でていくのが、
日本人の美的感覚になっています。
美しい言葉にもなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/96/d91c8fa751776dd77c4a0ff73702444a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/62/c09c0d78b3bc91e73a2738591a756630.jpg)
「斑紅葉(むらもみじ)」濃いところと、薄いところと、まだらの紅葉。
日本の百年唱歌『もみじ』に詠われています。
♪♪秋の夕日に/照る山紅葉/濃いも薄いも♪♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/76/f43198fbdd68f6474bfcf5e3a329f797.jpg)
カタカナの外来語で現わせば、
グラデーションとかコラボレーションとでも言えましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/5e/1f4e3d650294b8cd025507b442f9708e.jpg)
桜の開花にも蕾、ほころぶ、三部咲き、五部咲き、満開、
散り初め、落花盛ん、散り果て、葉桜と言うように、
秋の紅葉にもその程度をいう表現があるようですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e8/7f6d5c3f4fe547db5bb4a4b1769cc39c.jpg)
うっすらと色付いたら「薄紅葉」、そして「斑紅葉」。
輝く「照る山紅葉」から「散紅葉」や「枯紅葉」となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/83/b61ae97cee564e0f536bf41d0051dcdf.jpg)
枯れ木に「残る紅葉」一枚に移ろう季節と世事を重ねます。
「一葉落ちて天下の秋を知る」
道野辺の草にも霜枯れる前に「草紅葉」を愛でて歩くのは晩秋の楽しみですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fe/6004f620a55898699de20a96a70aac57.jpg)
満開の桜より「散る桜」に、満照の「紅葉」より「黄昏紅葉」に、
詩情を求める lyricism が好きですね。
山は晩秋の「斑紅葉」と初冬の「枯紅葉」がコラボしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/a5/96f01c78d811fb7958f639e28d744b48.jpg)
ふゆそうび「冬薔薇」が楚々と彩を添えていました。
「ムラサキシキブ」の実が鮮やかに輝いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/9f/80ecb38acfe87012b1a7d25371a6a261.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/7a/cd5e2e29fbcb4fe9fc4b13dfec8f303f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/1c/69931869837c6f5bf3eb75ecba85ff83.jpg)