セリフなしサイレントで短いテロップだけ。
代わりにすべては音楽が物語ってくれます。
スペイン版の白雪姫、映画「ブランカニエベス」
ディズニーリゾートのシネマイクスピアリで観ました。
「ブランカニエベス」とはスペイン語で「白雪姫」のことです。
そう、あのグリム童話の7人の小人の「白雪姫」とスペイン文化の闘牛とをコラボ、
黒白(こくびゃく)とサイレントで表現したファンタジーです。
映画はこの物語をモチーフに、時代は1920年代のスペイン。
セビージャの闘牛場から始まります。
最高の闘牛士として、スペイン全土に名声を博している、
アントニオ・ビヤルク(ダニエル・ヒメネス・カチョ)が華麗な技で喝采を浴びていました。
スタンドには出産間近い妻も観戦しています。
夫は妻に闘牛士の誇りの帽子を投げて贈りました‥‥が‥‥
最後の巨牛との戦いで「止めの剣」を構えたとき、
スタンド最前席にいたカメラマンがフラッシュランプを高く上げます。
ビヤルクはわずかに目線を巨牛から離してしまいます。背後に巨牛の角が迫っていました。
ビヤルクは半死状態で病院に担ぎ込まれます。
そして産気づいた妻は女の子を産んで死んでしまうのでした。
女の子はカルメンシータ(ソフィア・オリア)と名づけられた、祖母の家で育てられます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
以下、映画『ブランカニエベス』公式サイトによるストーリーです。
天才闘牛士の血を引く美しき少女、人は彼女を白雪姫「ブランカニエベス」と呼んだ。
――これは、誰もみたことのない物語
天才闘牛士の娘カルメン。
彼女が生まれると同時に母は亡くなり、父は意地悪な継母と再婚。
カルメンは邪悪な継母に虐げられる幼少期を過ごす。
ある日、継母の策略で命を奪われかけた彼女は、
「こびと闘牛士団」の小人たちに救われ、
「白雪姫(ブランカニエベス)」という名で、
彼らとともに見世物巡業の旅にでる。
女性闘牛士としての才能が開花したカルメンは、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
美しく成長したカルメン(マカレナ・ガルシア)は純白のマタドール姿で、
父が倒れたセビージャの闘牛場に立っています。
父ゆずりの華麗なテクニックで巨牛と対峙します。
父と同じ「最後の止め」の構えに入ったとき、
スタンでは闘牛場として信じられない奇跡が起きたのです。
そして、スタンドには継母のエンカルナ(マルベル・ベルドゥ)も居ました。
さあ、あとはグリム童話の思い出してください。
そして、続きは映画館で見てください。
恋する小人闘牛士、妬む小人闘牛士も居ましたが、
なかな7人目が見つかりませんでした。
この映画はチラシによると、
スペイン版アカデミー賞と呼ばれる第27回ゴヤ賞では最多10部門を制覇。
第60回サン・セバスチャン国際映画祭では審査員特別賞。
最優秀女優賞のW受賞を果たし、
第85回アカデミー賞の外国語映画賞のスペイン代表作に選出、
主要映画賞50部門以上受賞した映画となっています。</left>