「悪人」を観るつもりで、シネマックスに入ったら、チケット売り場が混み合っていました。
隣席に人がいたり、ポップコーンやポテトチップの匂いをかぎながらの映画は、
真っ平ごめんの、たにしの爺。
「悪人」が混んでいるのか、他の「3D」が混んでいたのか、分からなかったので急遽、
ジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」を観ることに変更しました。
ジュリア・ロバーツといえば、「プリティ・ウーマン」「愛がこわれるとき」など、
主演女優賞はじめ映画賞の常連。また、日本に来たことがない有名女優の一人。
ところがこの8月、夫と一緒に自家用ジェットで来日し、この映画のプロモーションで記者会見にも臨んだ。
「日本は嫌いではない」とリップサービスも。
映画「食べて、祈って、恋をして」には原作本があることも知った。。
エリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を、ジュリア・ロバーツ主演で映画化した人間ドラマ。
ジャーナリストとして活躍するヒロインが離婚と失恋を経て、自らを立て直すために一年間の自分探しの世界旅。
◆ニューヨーク
エリザベス(ジュリア・ロバーツ)は小説家でジャーナリスト。
平穏に、何不自由なくニューヨークで暮らすセレブ。
なんとまぁ(ここから突然、淀川さん調で)ベスは、
平穏な家庭生活を営んでいる自分を、許せなくなるんですね。
離婚を決意するんですね。(まぁ、なんと大胆ですね)
年下の男とつき合ってみても、満たされないんですね。
ロバーツのような美人が、
やりたいようにやって(いまどきの日本女性たちの憧れですね)、
それでも悩むなんて似合いませんね。(自分のことが判ってないんですね)
恋と人生に疲れ果てたエリザベスは一念発起。
仕事も恋も捨てて、(そんなことをする女性は日本には居ませんね)
一年間の自分探しの旅に出るんです。
さぁ、べスは自分を見つけることができたのでしょうか……。
実はべス、取材旅行でインドに行っているんですね。
そこで占い師に(まぁ、なんと)「貴女は2回結婚して2回離婚する」
なんて、予言を受けていたんですね。
◆イタリア
最初に訪れたのはイタリア。
イタリア語を習ったり、人生は「遊び」と「食べる」ことだという、イタリア式「快楽」を満喫する。
まあ、よく食べて飲んで、遊びまくること。イタ公は女には親切だ。
こんな自分探しだったら、一生探して居たくなりますね。
◆インド
次はインド。ヒンズー教の修行道場に滞在し「瞑想」するんです。
禁欲的な生活をする中で、自己の内面と向き合っていく、はずだったが、どうも身が入りません。
バツイチ男の懺悔など聞いたり、少しは内省的な気分になったと思ったら、バリ島に飛んじゃう。
◆インドネシアのバリ島
最後はバリ島。一年前に来たときに会った占い師の御託に従う。
旅の間は恋をしないと決めていたのだが……。ブラジルから来ていた、いい男の実業家に出会う。
この男さすがにブラジル野郎、豪華クルーザーと無人島オーナーを武器にべスを口説き落としてしまう。
自分探しどころか、リッチな男探しにお終わってしまうですね……ハイ、いいですね。
自分探しなんて、難しいことを考えるより、金持ちいい男を捜すほうが、女は幸せ・・・?
ハイ、さよなら、さよなら。
たにしの爺、もう一言。
まあ、ご都合主義の映画だけど、かなり女性層には評判がいいらしいです。
でも、爺世代の男からみれば、観光映画としての魅力が強かったですね。
ふんだんに食べられるイタ飯と快楽的イタ公、インドヨガと瞑想の時空間、バリ郊外の癒やしの風景。
それにしても、ジュリア・ロバーツの口は大きかったです。
ライアン・マーフィー監督。2時間20分。