富士登山競走、今年から参加者に課せられた参加資格。
(オフィシャルサイトより)
「山頂コースの資格については、過去3年間の大会において山頂コースは五合目関門通過タイム、五合目コースは五合目ゴールタイムが、それぞれ2時間30分以内の実績のあるランナーは参加可能とする。
上記の実績がないランナー、若しくは初参加の場合については、五合目コースでの参加可能とする。」
これ、ルーマニアのラン仲間に「なにそれ~!」と怒られてしまいました。「3年間に2度も日本へ行くなんて、不可能だよ。」と。かくいうマイダーリンも興味津々の富士登山競走。マイダーリンが毎年のように日本に来てくれると、私は嬉しいけれど。
日本の最高峰、3776mの富士山頂を目指すこの大会は、海外でも有名。昨年もルーマニアからラン仲間がこのために来日しています。ギリシャのオリンプス・マラソンを走ったときにも、地元ギリシャ人ランナーに尋ねられたのがこの富士登山競走。
この人気大会に、外国人参加枠はないものかとサイトを熟読。英語サイトには、「2時間30分以内の実績」の記載は無し。マイダーリンのためにも主催者に直接問い合わせてみました。
すると、外国からこの大会のために来日してくるランナーのためには、本大会での参加資格記録がなくても、外国でのトレイルランの実績を考慮するとのこと。アスファルトの上で行われるフルマラソンがたとえ3時間以内であっても、それは認めない。トレイル完走経験だけでもだめ、ある程度の実力が必要、とのこと。
ワタクシ、マドモワゼル、具体的に尋ねてみました。「全長40キロ、標高差2800m以上あるトレイルラン(=オリンプス・マラソンの場合)で、全体の3分の一程度の着順だと大丈夫ですか?」、英語を話す外国人担当者が全体を見て審査する、とのことですが、たぶん大丈夫、とのこと。ただし、山頂コースに申し込んでも、審査によって外国人でも5合目コースに振り分けられる場合あり、とのこと。
昨年のオリンプス・マラソン、507人が出走して439人が完走(最終ランナーは9時間58分59秒、制限時間10時間)した大会で、マイダーリンは119位。たぶん大丈夫。ちなみに私は全体の169位。これはちょっと危なっかしい。第一、私は日本人だし。審査の対象外、5合目コースから参加のこと。
申し込みにあたってWeb-siteや成績表を添付するそうです。が、ここで問題。マイダーリン、実力的には大丈夫でも、もはやお休みが取れないほど休暇の予定を申請しています。今でも、「秋にアテネマラソンとポルトガルのマラソンに行きたいんだけど、問題は僕のボス(=上司)。ヒロコ、お願いだから、ボスのために日本のお土産、買ってきて~。」、こんな具合。
アテネやポルトガルは2泊3日くらいで行って帰ってくることが出来るけれど、ユーラシア大陸の遥かなる東の端の端、ニッポンとなるとそうは行きません。と言うわけでマイダーリンの来日はしばらくお預け。いまは「ヨーロッパ中の国のフルマラソンを完走する」と目標を定めて驀進中。
写真は過去に一度だけ富士登山競走に参加した2004年当時のもの。山頂コースを3時間42分で完走。
その翌日に静岡県側から富士山麓を散策、山頂までいくつもりも無かったから、パラソルにUV手袋といういでたち。なんともミスマッチ~。オリンプス山の走路にも似ているけれど、オリンプスでは残雪の上を行くコースでした。
ギリシャ神話の山、オリンプスを舞台にしたオリンプス・マラソン参戦記はこちらにあります。
前日編 マラソン受付とパスタパーティ
レース編 オリンプス・マラソン
結果編 オリンプス・マラソン、男女とも外国勢の連覇
海外ブログ部門
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いろんな種類があるのですね。
それと当然な参加資格
旦那様は、休暇をすべて大会に
すごい!!もうアースマラソンの距離を
超えているのですか?
がんばってください。
頂上が悪天候のため5合目で中止
1時間50分位だったけど大昔の記録ではダメだね(笑)
折角の機会だったので、翌日5合目から一人で頂上まで登りました
自分も富士登山競争デビューでしたが、
マドモワゼル・ヒロコさんには全然
かないませんでしたね。
懐かし~。
>旦那様は、休暇をすべて大会に
どうしようもなくマラソンに熱中しています。
自分でも「crazy for marathon」と言うてきておりまする・・・
そのときは結構天気が良くて、頂上まで上がれたので良かったです。
でも上のほうはやっぱり酸素が薄いためか、かなり頭が痛くなったりして、さすが3776mの山だと思いました。
また行く機会、あるかな~?
ちなみにパラソル差したわたしの後ろに写っているの、M師匠ですよ~。
M師匠って今年の春、赤座布団じゃなかったっけ?