ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ヨーロッパ最大ショッピングモール、現場検証

2009-11-10 | ルーマニア・ブカレストの日常
 

ブカレストにこの国最大、且つヨーロッパ最大規模のショッピングモールが出来て10日ほど。その大きさがかなり評判になっています。あまりにも話題になっているので、出不精の私達もその大きさと人出を現場検証に行くことに。
 


場所はミリタリー地区、コトロチェニ。この地域、元からあったコーラ(フランス系スーパーマーケット)を核としたショッピングセンターに続き、カルフール・オーシャン(2009年春)が次々出店、それぞれ複合モール。スーパーを持たないモール、「PLAZA ROMANIA」もかなり大きな規模で5年前から展開中。

つまり同じ地下鉄路線上ほぼ1駅ごとに、5つのモールが競合。経済恐慌でほぼどこの会社もお給料は凍結、公務員もお給料凍結、工場閉鎖などで職を失った人も多いというのに、この勢いはどこからくるのでしょう?



人も車もぞろぞろその方角へ吸い込まれていきます。たしかに入り口からして巨大。中に入ってみると本当にびっくり、向こうが見えないほどのショッピングアーケード。



今までモールのオープン時にありがちだった、「地上階のみ営業開始、その上の階は順次開業。」というのではなく、グランド・オープン。ほんのところどころ、まだ店舗が入っていない、または未開業のテナントがありますが、おしゃれなイラスト入りのシートで覆われていて工事中などを感じさせず、また、歯抜け感もありません。 
 
おそらくルーマニア初上陸のブランドも多いのでは。私自身はブランドに詳しくないので、はっきり調査できませんが。
 


「新聞に載っていた奇岩群はどこかなあ?」~ワクワクしながら歩いていると、大きく空間が広がりました。ドーム天井から光が洩れ、真ん中にブリッジがかかり、その両側に奇岩群がしつらえらえています。ところどころ滑り台になっていたり、人が駆け上がって遊べるようにもなっています。



余りにも大きすぎて、全面が写真に納まりません、上の写真の倍の幅がある奇岩群。
 


奇岩群前の広場には噴水・巨大ジャングルジム、そして、アイス・スケートリンクまで。周りを取り囲むように2階層にわたるフードコート。想像していたのよりもずっと大きいです。ただただ、びっくり。
 


さて来場者は、というとやはり物見遊山の人が多いようで、ブティックの紙袋を持っている人は少数。でも中には紙袋を2つ3つ抱えている人もいて、お気に入りのものが見つかったのかな。
 


フードコートはほぼ満席。とはいえたくさんのテーブルが用意されているので、席が空くのを待たなければならない、と言うほどではありません。
 


腹ペコだった私達、ハンバーガーなどではなく美味しいものが食べたかったので、石釜焼きのピザ屋さんへ。注文を聞いてから、ピザ生地を伸ばし、トッピングをして釜で焼いてくれるので待ち時間25分。



たくさんの人が並んでいたけれど、ピザ職人さんも大勢で手際よく、私達はすぐに見つかった席でビールを飲みながら焼き上がりを待つことに。
 


大きな釜をのぞくと、材木をくべて火をおこしている石釜。赤い炎がちらちら見えます。釜職人さんが何度も釜の中のピザを並べ替えながら、焼いてくれています。ピザもまた大ぶりなので、二人で一枚で充分。美味しくいただきました。
 




私達が出かけたのは、オープン後2度目の週末の土曜日。たしかにものすごい人出でした。ウィークディも夕方にコンサートをしたりして、集客効果を狙っています。スーパー「real」はレジに列が出来たりしてよく売り上げている様子。特売品はトイレットペーパーだったのかな?ブティック・アーケードを袋入りのペーパーを抱えて歩いている人、何人か見かけました。
 
このスーパーに限らず、家の近くのスーパーでも、日々、人々の購買欲はものすごいです。大きな台車いっぱいに買い物をしている人、多し。車で乗り付けて1週間分の買物だろうけれど、みんなどんどん買っています。
 
EU加盟前後の時期に、不動産を含めバブルを経験したルーマニア。いったん買物癖がついてしまうと、買い控えするのが難しい、と言っています。とにもかくにも、購買力があるのだからすごい!

ショッピングモール情報:
私は勝手に奇岩群ショッピングセンターと呼んでいますが、正式には「AFI Palace Cotroceni Mega Fan」。地下鉄M1号線Politehnicaから徒歩圏内。またはトラム利用。
一見の価値あり、是非お出かけあれ。

ついでに足を伸ばして:
何もかも新品のショッピング・モールとは対照的なアンティーク・マーケットも、週末ミリタリーに立ちます。

私達は午前中、蚤の市に出かけ、「PLAZA ROMANIA」にも立ち寄り、歩き廻ってお腹をすかしたマイダーリン、「今日は疲れたから、コトロチェニへは行かない。」と言い出したのですが、せっかく同じ方面に来ているのだし、「ランチご馳走するから。」と言い含めて連れてきてもらったのです。

トラムで数駅移動してコトロチェニへ。ミリタリー地区、上述のようにショッピングモールが集中しているので、モールのはしごも可能。「PLAZA ROMANIA」もいつものような賑わいでした。



上の写真、蚤の市で見つけて買ったイギリス製のフィルム式カメラ。かなり気に入ったようで、ピザ焼き上がり待ちのときに取り出して手にとっていました。コレクション用。


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6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (茶々)
2009-11-11 06:12:00
とっても巨大なモールなんですね。
不況はどこも同じなのに購買力があるのは
すごい!
100円ショップが100円にならないのですね。
自転車が消える???
これもすごい!
豚熱予防法ぜひ日本でも紹介されたら
お酒屋さんの販売のびるかも
アルコール度数すごい!

こたつはないようですが、ラブラブ感オーラ
がいっぱいで、こちらが熱くなりました。
お幸せに
ありがとうございます。
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Unknown (アイロンマン)
2009-11-11 09:10:33
雨の日はショッピングモールで一日遊べそう!

石窯焼きピザ、美味しそうですね!
サロマに誘ってくれた北海道の友人は自家製の窯まで作り上げました。
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ブカレストの様変わり・・・ (Sarata de legume)
2009-11-11 15:10:07
いつも楽しく拝見させて頂いてます。

一昨日、ブカレストから帰宅致しました。
ちょうど一週間のブカレスト滞在でしたが、
あいにく持病が出ましてアパートから一歩も
出ない日々・・・窓の外の公園の遅い紅葉を
眺めるばかりでした。

いつか機会があれば・・・。

昔のチタンの地下鉄近辺は、路上にたくさんの
出店があって異常なほどの活気がありました。
いまは、洗練された都会のような様変わり。
また、とても美味しいピザ屋さんもあったので
すが、当時の条例改正のあおりで立ち退き。
これはとても残念でしたが・・・。

あまりにも様変わりするブカレスト(ルーマニア)
ですが、私には目が回るほどの様変わりです。

欧州全体の不況の中、ルーマニアだけがこの不況を
乗り切れるような気もします。なにしろ基本的生活物資の自給率は欧州一ですから。

政体も様変わりし、カメレオンのように時と場合に
合わせて時流に対応するのは優れた国民性です。
ルーマニアの歴史をみれば、あぁ、なるほど。

寒くなったり、少し暖かくなったりの今日この頃
ですが、旦那さんともども日々健康にお暮らし
ください。では、また。
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茶々さんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-11-13 03:05:46
本当に、こんな巨大なモールを作ってしまって、お客さんがまた、集まっているのがすごいです。計画時には、ルーマニアの好景気真っ只中、その後、経済恐慌が訪れても、テナントが歯抜けにならず、オープンするところがすごいと思います。

・・・あのね、コタツはないのですが、
マイダーリン、夏は足、臭いけれど、
冬はいつも暖かいです。今でも、短パンで、足をにょきっと突き出して寝ています。
足がいつも冷たい私、「エコロジック・ブランケット」と言って、ダーリンの足を電気いらずのあんかにしています~
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-11-13 03:07:24
このモール、今はオープン直後でものすごい人ですが、そのうち、少なくなるはず。
雨の日には、全天候走路になる日も近い??
あ、雨の日には、郊外に出かけられないお客さんがモールに詰め掛けるかな?
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Sarata de legume先生へ (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-11-13 03:15:15
滞在わずか3年半の私ですら、ブカレストの様変わりに驚いています。古いものはどんどん取り除かれ、淘汰されている、とでも言うのでしょうか?
あの巨大だったオボール市場もまた、モールに生まれ変わろうとしています。

>欧州全体の不況の中、ルーマニアだけがこの不況を乗り切れるような気もします。
ルーマニア人は不景気だと言うけれど、「ルーマニアにはまだ、仕事がある。」といって帰って来るルーマニア人もいるし、引っ越してきたイギリス人もいます。

>基本的生活物資の自給率は欧州一ですから。
なるほど!これをうまく生かしきれないのは、政治のせい、と言うわけなのでしょうか?
ルーマニアは石油も産出していますよね。

>カメレオンのように時と場合に
合わせて時流に対応するのは優れた国民性
それにも同感します。第二次世界大戦のときに、最初はドイツと組み、形勢不利と見るや、ソ連と組んで、最後には戦勝国となっていたルーマニア。

何はともあれ、健康で過ごせるのが第一番。
Sarata de legume先生、持病、ですか?
ルーマニアの薬で対処されているのでしょうか?どうぞお大事になさってくださいませ。
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