(前回のポストからの続きです)
なぜ、「暖かすぎるカロリフェール」なの?なぜ、各戸・各室で、温度調整しないの?
いわゆるブロックハウスに備え付けられているカロリフェールには、二タイプ。温度調節機能がついているものと、いないもの。
調節機能がついていないものは、どうしようもありません。熱いお湯がどんどん流れて来るので、室温はぽかぽか陽気に保たれます。
調節機能がついているもの、例えば我が家のものは5段階に調節可能。メモリ3くらいがちょうどいいです。メモリ5にしていると、暖かすぎてしばしば窓を開けなければなりません。
そして、ここに注目、調節可能のカロリフェールなのに、なぜ全開にしておくの?それは、使用した暖房用のお湯の量を測るメーターがついていないから。
つまり、使っても使わなくても、集合住宅(=ブロックハウス)全体で使用した暖房用のお湯の量を、住民皆で頭割りして、共益費に加算されるのです。このシステムは、温度調節機能がついていないものと同様。そして、旧社会主義時代からのシステム。
実際のところ、我が家の事情で言えば、私が初めてやってきた10年以上前は、使用した暖房用のお湯の量を測るメーターがついていませんでした。しばらくして、メーターが各戸に取り付けられ、使用した量に見合うだけの暖房費を支払うようになり、冬でも節約して、家の中でも厚着をしていたものです。
ところが、去年の冬から、このメーターシステムが撤廃され、また、旧システムに逆戻り。つまり、みんなで頭割りのシステムになり、カロリフェールの温度調節メモリも全開になっています。
「エコ」という意識が、あまりないのかな=。使っても使わなくても、皆で頭割りだから、節約した家庭が、節約しなかった家庭の分も上乗せされて払うことになるから、「使わなければ、損をする」という感覚です。
地球全体で見たときの、「使いすぎたら、人類が損をする」という意識はありません。ましてや、「節約は美徳」という意識もありません。節約するのは貧乏人?
(気持ちの良い晴天が続いています@ブカレスト、写真はマイダーリンが自転車で走って撮ってきたもの。私の日中は建物に缶詰め)
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でもビールを飲むにはカロリフェール全開の方が良いかな⁉️
もちろん、田舎のほうでは、各戸で薪ストーブを使っているけれど、貧困家庭でない限り、温かさ、全開です。