おめでとうございます、国王ミハイ、今日で90歳になられました。第2次世界大戦を戦った国の元首として、世界に残る最後のお一人。上の写真はこの日を迎えるにあたって出版されたミハイ国王に関する書籍。
午前中にテレビ中継されたのは、64年ぶりにルーマニア議会でスピーチされるようす、足どりも確かに壇上に上がられ、さすがにお声はお年を召しておられるな、と感じさせるものでしたが、その凛たる風格に拍手が鳴り止みません。そしてこの日は夜まで、お祝いの吹奏楽・オペラなどの中継がテレビを賑わせました。
もちろん現在のルーマニアは王国ではなく、国王としての権力はありませんが、人々は古き良き時代、豊かなルーマニア王国を懐かしみ、王室への尊敬を持ち続けています。1881年のカロル1世によるルーマニア王国建国、続くフェルディナンド2世の時代には、イギリス王室から王妃が来るほど、ルーマニア王国は栄えていたのです。
新聞記事より、幼少、9歳のミハイ(1930年)。お父さまはカロル2世。少しとんがったお耳が特徴的。
1946年、第2次世界大戦終戦後のミハイ。このあとルーマニアは王政を奪われ、独裁者チャウシエスクによる共産主義国家へと、国の姿を変えていきました。
王政復古することは無いけれど、王室を尊敬し続けている人々の気持ちは、今日のお祝い行事に現れています。夜まで続く行事ののち、オペラハウスの外に待ち受けた人々の「ミハイ国王」の連呼、連呼。ご健康で、又、わたしたちの前にお姿を現せてください。
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