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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市内各地で容易に見るころができる冬鳥はツグミ(体長24cm)でしょう。近所の公園でも数多くのツグミを見かけます。

 

同じツグミ科ツグミ属の仲間に、ツグミより一回り大きいトラツグミ(体長30cm)がいて、どういう訳か今年大阪市内のあちこちで観察されています。

トラツグミは、シベリア東南部から中国東北部、朝鮮半島などで繁殖し、インド、インドシナ半島、フィリピンなどで越冬します。日本では留鳥または漂鳥として周年見ることができるようですが、私は今年初めてその姿を目にしました。

トラツグミの体表は、黄褐色の地に黒い鱗状の斑が密にあり、その模様はトラというよりもヒョウに近いのではないでしょうか。

 日本では、林の多い公園でもよく観察され、積雪の多い地方では冬になると暖地へ移動するようです。・・・トラツグミのウロコ模様。

今年は、大阪城や長居植物園など大阪市内各地の公園からトラツグミ撮影の報告が上がっています。

トラツグミは、雑木林などで、積もる落ち葉などをかき分け、ミミズや昆虫類などを捕食すると言われ、木の枝に止まるより地面を歩く姿が多く目撃されるようです。

トラツグミは、陽のあたる場所から素早く移動して暗い籔や日陰に入ることが多く、天気の良い日に撮影するとコントラストが強烈な写真ばかりとなってしまいました。

トラツグミは、森の中で夜中に細い声で鳴くため鵺(ぬえ)または鵺鳥(ぬえどり)とも呼ばれて気味悪がられていましたが、こうして写真に撮ってみると実に姿の美しい野鳥でした。



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