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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



3月下旬頃から、我が家に近い公園のモクレンの大きな花が咲き始めたので、毎日の出勤の途中に立ち寄って、花の変化を写真に収めてみた。

3月29日



モクレン(木蓮)は、モクレン目モクレン種の落葉低木で、花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。

3月31日



昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花が蘭に似ていることに由来するからという。

4月1日



今は、ランよりも蓮の花に似ていることから、「木蓮」と呼ばれるようになったようである。

4月2日



英語圏に紹介された際に、Japanese magnolia と呼ばれたため、日本が原産国だと誤解されることもあるが、実際には中国南西部が原産地という。

4月3日



モクレンの花は、舌状で長く外側は紅紫色、内側は白色、花弁は6枚、がくは3枚、おしべとめしべは多数が螺旋状につき、花びらの外側と内側のコントラストが美しい。

4月4日



葉が出てくる少し前に咲きだすモクレンの花は、上品な強い芳香を放ち、庭木、公園樹として中国、日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも広く栽培されているらしい。

モクレンの樹高は、10mと大きく育ち、花は高いところに付くので花をクローズアップで撮影するのが難しい木である。



実は、4年前に中国広東省広州に赴任していたとき、3月中旬から下旬にかけてモクレンに良く似た赤い花が、一斉に咲くのを市内のいたるところで見かけた。



この花は、広州市の花に指定されている木綿の花で、春に桜やモクレンと同じように葉が出る前に、中国人好みの鮮やかな朱色の大きな花をつけるのが特長である。



広州市内には、街路樹や公園の中など至る所に植えられていて、高さが10mを超える巨木が多く、木綿の花も高い枝に付くので、花のクローズアップ写真を撮るのが難しい。



実は、関空に飛んでくる中国最大の航空会社、中国南方航空機の尾翼にあるマークは、木綿花をデザインしたものなのである。


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