大阪市内の公園には、環境省レッドリスト2017の準絶滅危惧(NT)に指定されているハイタカ(全長♀39cm、♂32cm)が飛来してきます。・・・胸から腹部にある褐色の横斑模様が密なので♀のようです。

体が小さいぶん、警戒心が強く、枝に止まっても、すぐ飛び出してしまうので写真を撮る難易度は高い野鳥です。

今回、早朝の公園で、偶然ハイタカの飛び出しを撮影することができました。・・・こちらを向きながら翼を持ち上げ

翼をいっぱい上に広げ、飛び出す方向に視線を移し、体を沈めて脚のバネを溜め

脚で思い切り枝を蹴って飛び出します。黄色い虹彩の鋭い眼でしっかりと前を見ていますね。ハイタカは、翼の裏側に並んだ鷹斑が美しいことでも知られています。

飛び出した直後は、加速するために、翼は閉じ気味で飛行し、ある程度スピードが出ると、翼を広げて水平飛行に移るようでした。

しかし、狩りの際にはスピードを落とすため翼を大きく広げ、獲物を探します。

獲物を見つけると、翼をたたみかけて鋭い爪のある脚を伸ばして

獲物を押さえにかかります。・・・この日、ハイタカの飛び出す瞬間が撮影できたので、大変満足できました。
