大阪府営公園のカワラヒワ(全長14~17cm・英語名oriental greenfinch)の姿と一緒にその亜種と分布を紹介しましょう。

カワラヒワを含むgrey-capped greenfinchには5亜種が知られ、いずれもユーラシア大陸東部に分布しています。

大陸の中国北東部、韓国、シベリア東部に分布する亜種

カムチャッカ半島、千島列島、北海道北東部に分布する亜種

硫黄島を含む小笠原諸島に分布する亜種(オガサワラカワラヒワ)は、ヘラシギなどと同じ環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠA類指定種です。

中国中部および東部からベトナム中部の亜種

そして北海道南部から九州に分布する亜種がこのカワラヒワです。

ヨーローッパには分布していないので英国の野鳥図鑑には記載されていません。

ということで、この黄色い野鳥を見ることができるのは日本などかなり限られた地域のみ。来日するヨーロッパのバーダーならぜひ見てみたいと思うでしょうね。
