大阪南港のフェリーターミナルに発着するフェリーの一部(今治、松山、大分、志布志便)が、7月8日からATCに直結されるコスモフェリーターミナルに移転するというので、現状を見てきた。
本町から地下鉄中央線でコスモスクエア駅に出て、コスモスクエアでニュートラムに乗り換えると、次の駅がトレードセンター前駅である。
ホームから改札には、上りのエスカレーターはあるが、下りのエスカレーターが無いので、大阪到着便の乗客は、階段を下りるか奥のエレベーターを使うことになる。
改札口を出てATCに入り、一階分高くなった場所からエスカレーターで下に降りると、巨大な吹き抜けの長い回廊となっている。
回廊の突き当たりにある案内所の前を右に曲がり、奥に進むとまたもや巨大な吹き抜け空間である。
実は、この吹き抜けの右側奥には、さらに巨大な吹き抜け空間があるので、第三セクターの設計関係者は、吹き抜け空間が大好きな人達が多かったようである。
吹き抜け空間を横断し、イタリア料理店(ジャカッセ)横の「とんがり帽子の街」という通路を奥に進むと、そこがフェリー乗船券窓口であろう。
その先からは、外壁を貫通してフェリーへ直結する長いボーディングブリッジが伸びていた。
ATCから外に出てみると、西に広がる海(幅360メートルくらいか)の右側にあるコンテナ埠頭の手前の部分がフェリーの船着場となっている。
ニュートラムの駅とATCの入り口2箇所を除くと、フェリーまで段差の無いアクセスが可能となっているが、乗船するまでの移動距離は500メートル近いようであった。
また殆どのフェリーの到着時間は、早朝の時間帯となるので、フェリー利用者の利便性のために店舗の営業時間を早くする必要がありそうである。
マジックアワーのコスモフェリーターミナル
但し、新居浜、東予へのオレンジフェリー、新門司への名門大洋フェリー、奄美大島へのマルエーフェリー、沖縄カーフェリー、宮崎カーフェリーなどは、ここに移転しないという。
従って、7月8日以降大阪からフェリーを利用する人は、ATCのコスモフェリーターミナルと、フェリーターミナルを間違わないようにしなければならない。
トレードセンター前駅は「コスモフェリーターミナル」、フェリーターミナル駅は、「かもめ埠頭口」など、利用者が間違い難い駅名に変更することを検討すべきではないだろうか。
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