goo blog サービス終了のお知らせ 
野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



天気が回復したので昼休みは簡単な食事で早めに済まし、地下鉄で淀屋橋まで出て、中之島公園のバラ園まで散歩してみた。

ディスティニー



バラ園入り口にある門の周りの白いつるバラが丁度満開で、眩しいくらいである。



前回着た時よりもあきらかにバラの最盛期は過ぎ、花の縁が茶色くなったり、花が落ちてしまったりという株が多い。



今回は「ばらぞの橋」を渡ってバラの庭まで足を伸ばしてみたら、円形のバラ園とその周囲のバラが満開である。



円形のバラ園の東側にある阪神高速の高架橋を潜ると、5月10日~23日の期間限定で鉢植バラの展示がしてあり、その期間だけ豪華なバラの花を楽しむ事ができるようである。



牡丹の花のようなものや、ツートンカラーの花等変り種が何種類があったが、バラの品種改良はますます進んでいるようである。

牡丹のつぼみのようなバラ



去年サントリーが開発したという青いバラは無かったようであるが、薄い紫色のバラの株があり、真っ青のバラよりも控えめな薄い色の方が私には好もしい。

ブルーバリュー



ばら園橋のたもとでは、中之島公園に住んでいるホームレスと市の職員とが押し問答をしていたが、良く見ると公園の中や、対岸の堂島川の川岸にブルーシートで作った小屋がいくつもある。

バラの広場(左の赤い花は国産の花房という)



2002年に制定されたホームレスの自立の支援等に関する特別措置法制定後の調査によれば大阪市の野宿生活者数は6千6百人と全国最多都市であったという。



そこで大阪市は、「大阪市野宿生活者(ホームレス)の自立の支援等に関する実施計画」を策定し、巡回相談員が野宿生活者に、生活・健康・悩み等の面接相談を実施している。

ツバキのようなバラの花



また大淀、西成、淀川、舞洲2箇所の計5箇所に、合計定員550名の自立支援センターを設置し、野宿生活者を一定期間宿泊させ、健康診断、生活相談・職業相談・斡旋等を行い、自立を支援しているらしい。



その結果、2006年末までに、自立支援センターへの入所依頼が3877件、健康診断の受診及び施設入所等の支援が5378件もあったというので、大阪市もかなり頑張っているようである。



さらに野宿生活者の自立支援を行うため、長居公園、西成公園、大阪城公園に仮設一時避難所を設置し、空きテントや小屋掛けの撤去作業を実施しているが、大阪城公園に63件、長居公園に21件、西成公園に83件のテントや小屋がまだ残っているらしい。



自立支援センターや仮設一時避難所に入って、規則や制約を押し付けられるよりも、公園でキャンプ生活をしたほうが気ままで良いという人たちが、中之島公園や桜ノ宮公園に移動してきたようであるが、公共の公園を勝手に占拠してもらっては困るので大阪市にはさらに頑張って貰いたいものである。




コメント ( 0 ) | Trackback ( )



« 現代の関宿が... 関の山と関宿... »