大阪市内の干潟に渡来してくるシギチドリの紹介の続きです。左からオグロシギ、ダイゼン、ソリハシシギ、キアシシギなどが休んでいました。
横で休んでいたアオアシシギの群れに突然ダイサギが急降下
ダイサギの足が着水する場所にいたアオアシシギは飛んで避難していますね。
さて、キアシシギ2羽とソリハシシギ7羽の右にいるのはキリアイではないでしょうか。
草がかぶっていますが下の写真の右端でクチバシを水中に入れて採餌をしているのがキリアイでしょう。
キリアイは頭側線がすぐ上の白線と眉斑とに挟まれている特徴があるので遠くからでも識別が可能です。
ソリハシシギとの大きさ比較。
キリアイの日本への渡来数は、春に少なく、秋に比較的多いことが知られています。
環境省の2017年調査によれば春の渡来数は全国でわずか2羽、同年秋には92羽と報告されています。よく似たハマシギの渡来数2509羽と比べると非常に少ないことが判ります。