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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



先日、舞洲ゆり園のユリを紹介しましたが、ユリとよく似たヘメロカリスが長居植物園で満開となっていました。

ヘメロカリスもユリ目、ユリ科の植物なので、その姿はよく似ています。

ヘメロカリスは、別名をデイリリーと言うように、一日でしぼんでしまうのがユリと違うポイントですが、次々と蕾が開花するので永く楽しむことができる花です。

基本的には園芸種としてヨーロッパで品種改良されたようですが、花に対するヨーロッパ人の熱意には驚かされます。

今から800年前の京都に住んでいた鴨長明は、「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず」から始まる方丈記を書いています。・・・花弁の中心部が黄色いのもヘメロカリスの特長の一つでしょう。

「よどみに浮かぶうたかた(泡)は、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし」・・・白ユリに良く似た白い品種もあります。

800年前に鴨長明が書いた「方丈記」が今も日本人の心を打つのはなぜでしょうか。・・・梅雨の曇り空とヘメロカリス

鴨長明は、方丈記に「生涯の望みは、をりをりの美景」と書いています。・・・オシベの形もユリとよく似ています。

方丈の住居にいて、季節ごとに咲くこうした花をじっくりと見て優越感を感じていたのか、「他の俗塵に着することをあはれぶ」とも書いています。・・・梅雨の晴れ間とヘメロカリスとの取り合わせです。



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