銀河丸とは全く関係ありませんが、先日(1月13日午後9時半、現地時間)イタリアで発生したクルーズ船(コスタ・コンコルディア)の座礁事故について、ウイキペディアの記事を紹介しましょう。
コスタ・コンコルディアは、7日間の西地中海クルーズに向け、イタリアのチビタベッキアを出港した直後に浅瀬に乗り上げています。従ってクルーズ客にとっては、旅行に出たとたんに発生した事故だったようです。
遭難したコスタ・コンコルディアは、総トン数:114,147 トン、全長:290.2 m、幅:35.5 m、船客定員:3,000名(最大 3,780名)、乗組員:1,090名という大型クルーズ船です。事故と関係の無い銀河丸の船尾。
同船には、イタリア人989人、ドイツ人569人、フランス人462人、スペイン人177人、アメリカ人126人、ロシア人108人それと日本人43人を含む3200名が乗船していたとか。銀河丸ブリッジの内部
今回、コスタ・コンコルディアに乗船していた日本人のツアー料金は、日本からイタリアまでの航空運賃を含めて最も安いランクで18万円とか。クルーズ会社に安全を犠牲にする無理なコスト削減は無かったのでしょうか。コンパスの置かれた窓の向こうには、クルーズ船ディスカバリーが見えています。
銀河丸のブリッジ下には、ブリッジに似たシュミレーションルームがあり、スクリーンに映る映像を見ながら操船訓練ができるようです。
コスタ・コンコルディアの船長は、乗客よりも早く避難したという情報もあるようですが、銀河丸で学ぶ練習生には、そのような行動を取らない船長になって欲しいものです。船内の通路
2006年にイタリアで完成したコスタ・コンコルディアの船価は5億6,500万ドル(約440億円)当然保険に入っているでしょうが、大変な損害ですね。銀河丸のエンジンルーム
ブリッジの外から見たディスカバリー。停泊している岸壁に置かれたフェンスの先は、立ち入り禁止区域となっていました。
座礁したコスタ・コンコルディアは、このディスカバリーの約7倍というマンモスサイズだったようです。