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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ゴールデンウイークの休み、ちょっと奈良まで足を伸ばし、春日大社神苑「万葉植物園」まで行ってきました。



植物園の入り口を入ると、野草の直売所があり、結構珍しい品種が展示販売されています。

オダマキ



中でも、ラッパ状の苞から出る純白の付属体を「雪」に例えた雪持ち(餅)草は、奈良、三重、静岡、紀伊半島、四国などの山や丘陵の木陰、林のへりなどに分布している野草で、草丈は30~50cm花期は今頃だそうです。

雪持ち(餅)草



万葉植物園内の最初にあったのが麦のコーナーで、最近あまり見かけないオオムギ(六条オオムギ)が植えられて、丁度穂をつけていました。



そのすぐ隣には、パンや麺の原料として有名なコムギもあり、オオムギとの違いが一目で判るようになっているのが素晴らしと思います。



また、道を挟んだ反対側には、オオムギより小ぶりなビールムギ(二条オオムギ)が植えられていて、ビールの原料は、オオムギでもコムギでもない別の品種であることが良く判ります。



園内には、なかなか眼にすることができないほど大きく育ったダイコンもあり、珍しいダイコンの花も見ることができましたが、ダイコンの花もなかなかのものです。



また、これから開花する時期を迎えるアヤメとカキツバタもあり、早咲きの株にはもう花がついていました。

アヤメ



万葉植物園にある大池の周囲を半周し、アジサイ園を過ぎると20品種、200株もあるという藤の園があります。



日本を原産とするフジには、ヤマフジとフジ(ノダフジ)の2種類があり、中でも八重咲きの八重黒龍は、特に綺麗です。



一重で紫色が強い黒龍も美しい品種で、藤の園の中にも多くの株があり、来園者を楽しませています。



花が九尺まで垂れ下がる?ことから、名づけられたと思われる「九尺」という株もありましたが、どの株もまだ2尺程度しか成長していませんでした。


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