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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



東京メトロ千代田線の乃木坂駅から表参道で下り、乃木坂方向に少し戻ると、ブランドショップが軒を連ねてる。



その中に、菱形のガラス板で建物全体が覆われたPRADAビルがある。



スイスの建築家ヘルツォークとド・ムーロンが設計したひし形窓の斜め格子は、単なる飾りではなく、建物を支持する主体構造物であるという。



このようなデザインの建物は大阪には無いので、中に入ってしっかり見学しておいたが、建物の壁が床から天井までガラス窓というなかなか楽しい建物であった。



次に、表参道を西に戻り、1927年に完成した同潤会青山アパートを取り壊した跡地に2006年にオープンした「表参道ヒルズ」まで足を伸ばしてみた。



(財)同潤会とは、関東大震災後、旧内務省が東京・横浜に耐震性と不燃性の高い鉄筋コンクリート集合住宅を供給する目的で設立した団体で、戦後の住宅公団のような存在であったようである。

新しい表参道ヒルズの設計は、ご存知の安藤忠雄氏で、ケヤキ並木の景観と調和させるために地上部分を3階の低層にして、地下を3階とり、合計6層分の店舗ビルとしている。



6層の店舗部分の内部には、吹き抜け空間を取り、表参道の傾斜にあわせて床をスロープ状に傾斜させた通路がらせん状につながっているのが特長である。



つまり、最上階かららせん状となったスロープを下りてゆくと、階段を使うことなくすべての店舗をゆっくり見て回ることができる優れた動線となっている。



もちろん、エスカレーターやエレベーターもあるので途中のスパイラルを飛ばして目的の店舗にアクセスすることもできるようになっている。



朝から歩き回ったので、1階にある焼きたてダマンドの店、「表参道茶寮」でダマンドをテイクアウトして味見してみたら、これがなかなか美味い。



日暮れまでには間があったが、表参道ヒルズ名物のダマンドも食べたので、今夜泊まる舞浜駅まで早めに戻ることとした。


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