大阪府とシンガポールの経済力を比較してみたましたのでマリーナ湾岸の写真と一緒に紹介しましょう。さて、今から15年前の2001年、大阪府の人口は880万人、GDPは3366億米ドル(大阪府HPより1米ドル120円で換算)一人当たりGDPは3万8250米ドル(日本全体は3万2720米ドル)でした。・・・シンガポールアジア文明博物館

一方、2001年当時のシンガポール人口は414万人、GDPはわずか893億米ドル、一人当たりGDPは2万1570米ドル。・・・人口の75%を占める中国系シンガポール人が祝う春節の飾り

2001年、大阪府は人口でシンガポール1国の2.1倍、GDPで3.8倍、一人当たりGDPでも1.8倍と圧倒、シンガポールの存在はほとんど無視されていたのが実情でしょう。・・・春節の飾りとマリーナベイサンズホテル

ところが、大阪経済(日本全体も)は低迷が続き、2015年の大阪府人口は885万人、GDPは3109億米ドル、一人当たりGDPは3万5130米ドルにまで低下、大阪(日本も)は長期マイナス成長下にあります。・・・マリーナ湾を渡るヘリックスブリッジ

一方、2015年のシンガポール人口は552万人、GDPは2940億米ドル、シンガポールの一人当たりGDPは大阪府を遥かに抜いて5万3260米ドルと急成長、さらに近年7%程度の成長が続いています。・・・マリーナベイサンズのショッピングモール

2001年には一人当たり約2倍もの経済力を持っていた大阪が、14年経った昨年、シンガポールの三分の二にまで低下しているのです。・・・マリーナベイサンズ前のスイレン池

一人当たり名目GDP世界ランキングでもシンガポールは9位とベストテン入り、日本は27位、シンガポールの足元にも及ばないのが現状なのです。・・・水上に浮かんでいる船のように見えるルイビトンショップ

シンガポールの地下鉄に乗ったり、マリーナ地区を歩いてみると判りますが、シンガポールの若者比率は大阪よりもかなり高いようで、これからも毎年7%程度の成長が続くのでしょう。・・・シンガポールのビジネス街。この背後では、超高層ビルがいくつも建築中でした。

世界経済のネタ帳というHPによれば、4年後の2020年、日本人一人当たりのGDPはシンガポール人の半分以下(0.47倍)に低下することが確実視されています。マリーナベイサンズホテルは盛況のようでした。

10数年前まで貧しかったシンガポールは、急速に豊かになり、大阪を追い越してさらに成長を続けています。大阪もシンガポールの良いところを見習うべきでしょうね。