遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



  きのう講演会で 宇宙から地球に高次元のエナジーが降り注いでいると聞いた。それをことばにするなら愛・・とか智とかそういうものらしい。ひとは眼に見えるもの 聞こえるもの 感じるもので判断するけれど もっともたいせつなものは眼に見えず 聞こえない。だが どうやら 見えぬもの 聞こえぬものは 少なからず ひとに影響を与えているものらしい。

  たとえば雰囲気はどのように醸し出されてくるのだろう。眼に見えるものがまったく無いとはいえないが 場所の持つ磁場のようなもの ひとの波動のようなものからくるのではないか。音も光ももとは波である。わたしたちは目に見えぬ耳に聞こえぬ響き会う波に日夜 曝されているのではあるまいか。

  だが それと同時にわたしたちは身体を持っている。聴き手に語りかけるときものがたりは身体的にどのように聴き手に作用し認知され聴き手に響き揺さぶるのだろう。アメリカの学者マクリーンによれば人間の脳は三つの階層からできている。

脳幹(ハチュウ類脳)は食欲 自律神経 筋肉コントロールなど本能を司どる
大脳辺縁系(原始ホニュウ類脳)は感情を
大脳新皮質(新ホニュウ類脳) は意識 言語 イメージ を司る。

  大脳新皮質はまだとても薄い。ひとは感情に多くを支配され 感情を司る大脳辺縁系のその奥に生きる力そのものではあるが本能の闇の部分も備わった脳幹がある。語り手は語るとき 聴き手のどこに働きかけるのだろう。LTTAで わたしは感情のレヴェルをとおしたとき 子どもはより学ぶことが容易くなると聞いた。数式や公転自転は覚えにくいがたとえば太陽と月のものがたりを語ったとき 理解されやすくなる。

  哀切なまた他の感情に訴えるものがたりを語ることで感情脳を直撃することはできよう。高周波は脳幹に響く。ともに楽器を打ち鳴らし脳幹に働きかけ 生命力を呼び起こさせる語りもできよう。またイメージを呼び起こさせ ひととしての使命について伝えることもまたできよう。そうしたレヴェルを超えて魂に向かって直接語りかけることもできるかもしれない。聴き手の年齢 環境によってさまざまなアプローチができるのではあるまいか。わたしたち語り手は語り手の持つ力をもっと自覚してよいと思う。そして自分がどのような波動を持っているか...またものがたりをとおして聴き手のどこに働きかけようとしているか 省みるのも無駄ではあるまいと思うのだ。


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