goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

久しぶりに手強いヤツ!

2013年11月05日 | オートバイ

HX90を早速バラし始めたが・・・


各部のボルトは意外に簡単に緩んでくれるみたいだ。

とにかくぢゃまな部分から分解していったが、最初に立ちはだかったのは、ステップバーだった。

エンジンマウントを兼ねている前側のボルトが緩まない。

正確には回っているが、手前に出てこない?

どうやら、ボルトの反対側がナット内でナメてる感じ。

スプレーオイルを吹きかけて、次の作業へ





シートは、このままゴミ箱行きか?





開閉するたびに、新しいナニかがフェンダーの上に蓄積されている。

ヒンジのシャフトが簡単に抜けたのが不思議なくらいにサビている。

せっかく初期型のシートなんだけどなぁ(違いは見た目だけだけど)





さてフューエルタンクは?

キャップを外したら、なかなか素敵な香りが漂ってきた。

相当に熟成されたガソリンのようだ。

ちなみに、フューエルコックをオンにしてもオフにしても、ガソリンはまったく出てこない。

残量自体は少ないようなので、オイル缶に移して保管・・・

内部を見る限り錆びの程度は軽く感じるが、塗装をはがしてみないと何とも言えないなぁ



ここでやっと、エンジン関係の作業へ



オーナーさんが、気を使ってくれて「キックはあえて踏んでいません」と





とにかくシリンダーヘッドを外したけど、ピストンヘッドもシリンダーの内壁も見た目は意外と綺麗に見えた。

スプレーオイルを吹きかけ、慎重にシリンダーを外し始める。

左側は意外と簡単に動き出したが、右側は結構辛抱強くへばりついている。

当木をして慎重にショックを与え続け、右側も動き出してくれた。

ゆっくりとシリンダーを持ち上げると、特に気になる抵抗もなくシリンダーは上がっていく。





左右とも無事に抜けたけ!



でも





左側コンロッドがビクともしない・・・

これは、ビッグエンドがいっちゃってるなぁ

それにしてもコンロッドは焼けもなく、妙に綺麗な色をしている気がする?

ここで慌ててもしかたがない。

クラッチ側を先にバラそうと、クランク周りにスプレーオイルを吹きかけてしばし放置することに

・・・と

あれ?





右側のピストンにセカンドリングが入っていない?

う~ん、自然になくなるわけはないので、だれかが抜いたんだろうなぁ

それとも、折れて回りながら少しずつ排気ポートから出て行ったのか?

幸いなことにシリンダーやピストンはひどい傷もなく、意外にも綺麗だった。

まぁ、クリアランスを測ってみないと、なんとも言えないけどね。



ここでス再度テップバーの取り外しにかかる。

最初に左側からサンダーでボルトの頭を削り取る。

次に、右側からボルトの飛び出している部分を削り取る。

たぶんナットを勘合している部分はネジではなくなっているはずなので、右側からたたき出して終了!

やっとぢゃまなステップバーがなくなった!!!





次はオイルポンプ

実は、オイルポンプ室のカバーに貼ってあるYAMAHAのデカールがなくなっていた。

そしてなぜか中心辺りに穴が開いてる。

そう言えば、いままでデカールってはがしたことなかったからなぁ





フタを外したら、デリバリーパイプのニップル部分の逃げなんだね。





んでもって、オイルポンプ本体は、見た目は綺麗だ!

取り外しも意外と簡単だったが・・・

スタータプレートが回らない!!!

これは初めてだ!!!(当社比)

ここで時間を費やしてもしかたがないので、後回しにして・・・





クラッチ側カバーも問題なくはずれ、クラッチ周りにご対面!

おゝ!

意外と綺麗!

いやいや、十分に綺麗だ!

分解も特に苦労せずに進めることができ、苦労させられたボルト類はなかった。

クラッチハブのセンターナットや、毎回苦労させられるプライマリードライブギアのセンターナットも拍子抜けするくらい
簡単に緩んでくれた。


ここで安心してたら・・・


右側サイドシールを抜いたとたん!!!

デロデロデロ・・・と、真っ黒いオイル状の液体が流れ出てきた。

この分だと左側も心配だなぁ(実は、クランク室内に液体が溜まっていることはすでに確認していた)

クラッチ周りもキックギアも外せる部品は外して各部を確認したけど、すべてのシャフト類はスムーズに回っている。

この感じだと「例」のベアリングは使えそうだね!

んでもって、次は左側へ



発電コイルは簡単に外れたが、アーマチュアのカムが外れそうな顔つきをしていない?

相当頑固に見える?





センターのボルトは普通に緩んだけど、予想通りカムはアーマチュアを一体だと思えるほどに固着している。

どうせクランクは使えないんだからと思ったが、これ以上のダメージはかわいそう。

ゆっくりと動かしながら手前に引くこと数分・・・

少しずつだが動き出し、無事に抜き取ることができた。

心配していたアーマチュアも、お約束の快音とともに抜けた!

ここでやっとご対面できたオイルシールだが、見た目は綺麗?

でも・・・





抜いたとたん・・・デロデロデロ ぢゃぁなく

チョロチョロチョロ

えっ?

水が流れ出てきた。





最後の方は真っ黒いデロデロが

固着の原因はコレだったのか!

う~ん、エンジンは正直だなぁ



なんてことやってるうちに、左側のビッグエンドベアリングも動き出したので、クランクをゆっくりと回すと




あいやぁ

なにか見てはいけないものを見てしまった感じ?



しかたがないので、スプレーオイルやパーツクリーナーを拭きかけ、車体を傾けて内部に残っているデロデロを排出!



ここで作業終了!(大きな作業は・・・)



どうしても気になって仕方がないのが、オイルポンプ

スタータプレートが回らないと言うことは、単純に考えて例の部分も抜けないと言うことか?



確かに押しても引いてもびくともしない・・・



別にサビている感じはないので、少しずつショックを与えてやっと少しずつ動き始めた。





別にムチャクチャ錆びているわけではなく、一点だけ深めのサビがあっただけ。




思いのほか時間がかかってしまったが、当初の目的だったベアリングは使えそうなので、ちょっち安心?



結構楽しめたしね!



でも、実はこのベアリングで思いがけないことがあったりして!(別に悪いことぢゃぁないので・・・)




コメント (2)
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