店で安心して生録するためのリファレンス機を準備しようと、手持ちのTC-D5Mを修理した。
5台ほどあるんだけど、全員それなりに体調不良・・・
去年復活させた1台は、自宅のリファレンス機になっているので、もう一台に手をだす。
症状的には・・・
再生時にブリブリと盛大なノイズを発生すること
ポーズが解除できない
もちろんモニターボリュームのガリは当然のようにガリガリ!
基板で怪しそうな箇所を探し出し、お約束のマクロ撮影!
ヘッドアンプかプリアンプ辺りか?
なんとなく半田にクラックが入っているような、ないような・・・
「掟破りの再生しながらピンセットで触っちゃう作戦!」
う~ん、怪しいなぁ
再半田では一時的な回復しかしなかったので、半田吸い取りで綺麗にしてマクロ撮影!
マイグレーションかと思ったけど、線材が腐食しているようにも見える。
軽く磨いてアルコールで油分を除去し、再度半田付け攻撃!
んでもって、復活!
ボリュームのガリは毎度おなじみの方法で、ちゃっちゃと!
もちろん接点復活財なんか使わない!(大嫌いだし!)
ポーズの戻り不良はグリスの固着が原因だった。
せっかく分解したんだから、ヘッド周りのクリーニングと再生速度の調整。
TC-D5MとZS-F1という贅沢な組み合わせで再生チェック!
選んだのは「カーペンターズのイエスタディーワンスモア」
元素材はCDだけど、自宅用リファレンス機でコンパクトカセットに落としたもの。
ヒスノイズも気にならないし、なんと言っても透明感のある優しい音!
久しぶりにゾクゾクしてしまった。
レコードプレーヤーも修理して、フルアナログで聞いてみたい!