知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

過剰な公共補償~埼玉県の土地評価業務の高値止まり

2020-03-10 17:45:28 | 行政
朝日新聞が報道したところでは、埼玉県の県土整備部が発注する土地評価業務の指名競争入札で、参加した不動産鑑定業者が「最低制限価格」に集中し、くじによる落札が続いている問題について、くじ落札が過去3年半にわたり、81回も続いていることがわかった。県入札課などは「国の基準に準じた」として、価格設定は適正だったと説明する一方で、対策を検討するとしている。

都道府県には用地買収を専門にする部門があるが、専門職と言われて「その道一筋」という者もいるようだ。
用地というのは、行政マンの間ではできればやりたくない仕事の一つだろうが、コツを覚えるとこれだけ楽な仕事はない。
彼らの価値観は、ゴネている地権者から買収すると「難攻地権者攻略」と称賛を受けること。
簡単に言うと、金に糸目をつけなければいくらだって土地は買えるのである。
そのためには、不動産鑑定を高く出してもらえばいい。

今回の報道された事実は、そういう背景が考えられる。

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