知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

クリスマスイヴということで

2005-12-24 11:47:36 | Weblog
クリスマスイヴにはケーキを買って食べると言う妙な習慣ができあがっていて、実はこれがキリスト教と関係があると知ったのは物心がついてからであった。その当時、神棚も仏壇もある部屋でケーキを食べると言った外国人から観れば奇妙な情況が我が家にあった。
我が国の特性は、そういうところにあるような気がする。芥川龍之介の「神々の微笑」はまさにその辺を書き示しているので、是非読んでいただきたい。そこでは日本文化の本質は、「変えてしまう力」他ならないことを示唆している。
クリスマスは、年末の政治状況にとって世間の注目をそらす格好の道具と考えられる。
そういう意味で我が国のクリスマスは、イベントとして支持されている。