知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

午前様

2005-12-09 00:18:31 | Weblog
今日は、帰りが遅くなってしまい、午前様であった。
このブログをどれだけ連続して書けるかチャレンジ中だったが、途絶えてしまった。残念である。
ところで、御前様と言えば、笠智衆が思い出されるだろう。
あの人は、名優なのか大根役者なのかよく分からない人だった。
しゃべりがワンパターンだったのがいけなかったのかもしれない。反面、非常に不可欠なパーソナリティを確立していたとも言える。ある意味では、小津安二郎に徴用された結果なのかもしれない。
不器用な役者であったことだけは事実だろう。
しかし、御前様が死んで、寅次郎が死んで、おいちゃんが死んでいった。
なんだか、「男はつらいよ」を観る度に、午前様になるまで仕事なんかしないで楽しく生きたいと思う次第である。