Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

芝居見物 2:めでたい焼

2014年01月04日 23時58分00秒 | 歌舞伎
またまた誤認衆の H 口怪鳥のご好意で、家内と歌舞伎座に芝居見物。新年初日から 3 日めという早さで、今年は歌舞伎座に伺えました。
さて、席に着く前に、家内は 3 階の「めでたい焼」屋さんに直行。私は同じ階で怪鳥に新年のご挨拶。紅白餅入りのめでたい焼、最後の 3 個となったうちの 2 個をめでたくゲット。後ろの大勢さんはお気の毒でした。で、これまでは帰宅後にドラ猫と一緒に食べておりましたが、本日はドラ猫が出勤なので、我々夫婦だけ。よって、焼き立てを直ぐに席で食べました。皮がパリッとして、これは美味しい。

中に入った紅白餅も美味しく、こいつぁ春から縁起がいいわえ!

演目批評はする柄でないのは百も承知、二百も合点ですが、戸無瀬・本蔵の山城屋・高麗屋の夫婦役揃って、台詞回しが、毎度のこととは言え、ブルブルルルぅ(笑)
一方で、小浪の扇雀は声が大き過ぎて、嫁入り前の娘役には不似合いな印象。

二つ目の演目は、いつもは眠くなる舞踊でしたが、今回は七福神のような趣向で、7 組 8 人が踊るので飽きずに眺めておりました。

そして、初演となる「東慶寺 花だより」。東慶寺は鎌倉で最もよく伺うお寺なので親近感もあり、また若高麗は好きな役者さんなので楽しく拝見しました。2 日の NHK 生中継と比べて、幕開きのときに染五郎が舞台中央ではなく花道を歩いてきたり、聴診器が筒に変わっていたりと、初演だけに色々と工夫の跡も見受けられたのも一興でした。
ただし、ただし、土曜日の小学校が跳ねたあと、TV 中継で「吉本新喜劇」を二つほど毎週欠かさず見て育った、上方お笑い文化圏に属する私としては、染五郎が船場太郎に、美代の虎之介が中山美保に、彌十郎が原哲男に、おぎんの笑也が山田スミ子に(勿論、娘役の頃です)、信次郎と美代を結ばせようとする老女が桑原和男に重なる『妄想』を振り払うのに、多大な努力を要しました(爆)

芝居が跳ねた後、東京ステーションホテルのcamelliaへ。混雑していましたので少し待ったものの、ご配慮戴いてカウンターに座れました。宮野さん、伊藤キャプテン、大野さんに夫々ゴールドラッシュ(創作)、ギムレット、ジンフィズと作って戴き、今年のバー始めとなりました。


【本日の演目】
「仮名手本忠臣蔵」から「九段目 山科閑居」 吉右衛門の大星由良之助、藤十郎の戸無瀬、幸四郎の加古川本蔵、扇雀の小浪など。

「乗合船惠方萬歳」 梅玉の萬歳、翫雀の通人、橋之助の大工、彌十郎の田舎侍、児太郎の芸者、孝太郎の白酒売、扇雀の女船頭、又五郎の才造。

「東慶寺花だより」 染五郎の信次郎、翫雀の惣右衛門、東蔵の法秀尼など。