大昔の「天文少年」として日本橋三井タワーの前を通る度に気になっていた
「日本橋HD DVDプラネタリウム:北斎の宇宙」を見にいきました。前半が北斎、後半がプラネタリウム上映に、一応、分かれています。肝心の北斎の方は、その版画絵の一部でピントの甘い映像があったり、ストーリーも必然性に稍々欠けたりという印象でした。そして、後半も問題含み。星座の説明はおろか、何処の空か等も含めて説明は一切ありません。星座を良く知っていないと理解不能でしょう。更に(今回の日本橋は常打ちではないので厳し過ぎる注文でしょうが)会場のスクリーンが半球を上から潰した形の様で、地平近辺から天頂に昇っていくに連れて、星座の形が小さくなっていきます。この歪みの所為で、慣れる迄は星座の同定に戸惑います(30年前に田舎から出てきた純朴な青年は、星のよく見えない東京の空を恨みながら、講義をサボって渋谷の
五島プラネタリウムに通ったものでした。正しい半球のドームで歪みもなく、また説明が解りやすくて名調子でしたネェ)。しかも、綺麗な星空とヒーリング感覚あふれる音楽で、感覚的に極めて心地良いものに仕上がっていますから、オヤジ一人だと入場し難い客層になっていますし…
と、色々と難癖をつけてみましたが…
MEGASTARⅡ、世界最高峰のキャッチは伊達じゃないです。さそり座からケンタウルス座、南十字星方向にサ~ッと流した時には息を呑みました。大小マゼラン雲、イータ・カリーナなども実際に見た様に見えます(文章力皆無で済みません)。未だご覧になってない方には、超お薦め。百聞は一見に如かず。私自身、もう一つのプログラム「星空のおくりもの」にも行きたくなっています。Zeiss 4x12持参で(笑)
なお、ローカルですけど…愚息が小学生の頃によく行った藤沢の
湘南台文化センターこども館は、五島よりはリアルな星空で、歪みも小さく、プログラムも教育的なのでお薦め。
http://www.tfm.co.jp/star/http://www.kodomokan.fujisawa.kanagawa.jp/