神戸の「ナガサワ文具センター」さんにお願いしていた「 Kobe INK 物語」の「ウル ラピス」が届きましたので、早速、色の比較をしていました。
比較対象は、拙宅のブルー系インク 6 種です(ブルー系では他にもウォーターマン 2 種、モンブラン 1 種がありますが、使う気がないので省略)。
で、平和萬年筆のガラスペン太字で、リスシオ-1 の 5 mm 方眼ノートに各インクで書いてみました。結果は、この程度の実験は、所詮「児戯」だと云うことが分っただけ、ですね(自爆)
同じメーカーの同じ太さの万年筆(出来れば、細字と太字の 2 種)に、開栓直後のインクを充填して試さないと、厳密な比較にはならないですね(同じインクでも開栓直後と暫く経過してからですと、濃度に差が出るものが多いですから)。なお、私見では、某雑誌の分光計実験も結構「イイカゲン」ではないかと思っております。だって、あれを頼りに購入しても外してますもん!
役に立たないと思い乍ら、実験したのが惜しくて、また少しばかり傾向は解ると強弁して、画像を掲載します。
上の 2 行で始めたのです。ペリカンのインクの浸け方が不足していたようで、掠れます。同じ様にペン先を浸した積りですが、だめ。再度行ったのが、4 行目(!)からです。比較の意味で、ウル ラピスだけもう一回書いておりますが、初回とは濃さが違います。これからしても、この「実験」のダメさ加減が解りますね(自爆)
下の 4 行は、実際に装填している万年筆で書いたものです。同じインクでも、かなり違って見えます。充填後の経過時間での違いもありますし、字幅やインクフローの違いも影響するでしょう。ということで、実機でも比較したくなり、ウル ラピスを充填した M605 で3 行目(ここしかスペースが無かったので)に書いてみました。直ぐ下のガラスペンとは、ほぼ同じ感じですね。
結論としては、私の理想のブルー、つまり、
黒に近すぎず、しかも紫が入らない青として、下から 5 行目、ガラスペンの最後に書いたウル ラピスは、保有している中ではイイ線を行っているかもしれないと思っています。
なお、画像の左端は、ブルーが2種類使ってある「雪印の 6P チーズ」パッケージとフリクションのブルー細軸です。写真オタクでなくても解るような、色見本として適当なものが無かったので(笑)
なお、画像はどちらも SONY a7 + Viso Elmar 65mm で撮影し、少しだけトリミングしております。
http://www.kobe-nagasawa.co.jp/original/ink_ur.html