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Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Swarovski CL Curio 7x21 ブラック

2025年02月11日 10時23分25秒 | 双眼鏡 関連

Swarovski CL Curio 7x21 は発売と同時の 2021 年 11 月にオレンジを購入しました。専ら私が使っていましたが、妻の Zeiss Design 4x12 が流石にくたびれてきたので、オレンジを妻に譲りました。で、自分はどうするか。実は先日の歌舞伎座・昼の部には Trinovid 8x32 BA を持って行ったのです。一応、掌に隠れる長さなのでコンパクト・タイプに見えなくもない(笑) 
ただ、やはり重いですし歌舞伎座には武骨なので、新たに導入を検討。候補は Swarovski CL Pocket Elegant 8x25、( 30mm ですがスタイリッシュな)CL Companion Bright 8×30 と Zeiss SFL 8×30 です。こればかりは信頼のおける人のアドバイスを受けながら覗いてみるしかない。そこで横浜に移転した「銀座双眼堂」へ。ただ、塚本さんは「 NL Pure 8x42 と Curio を使っているから 3 機種とも物足りないんじゃないですか。NL Pure の 32 じゃないと・・・」と先ずは辛いご託宣。ともあれ塚本さんの助言の下、見比べスタート。実際に見てみると仰る通り、NL Pure 8x32 を覗いたらいけません。でも歌舞伎座には大き過ぎるのよ(爆)
で、塚本さんから「歌舞伎座なら Curio の色違い 2 台持ちもありでは?」という新たな提案。Curio を比較に加えて再スタート。好みの問題ですが(!)Curio がスペックで勝る候補機種よりも( NL Pure を除くと)最も気持ち良い眺めです。もうこれですね、となって、ブラックにしました。

同じスペックの色違いを同時に持つのは初めてです。

2 月 12 日追記
本選択は、双眼鏡を複数台保有していて、しかも基本的に明るいものを見る(=射出瞳径が大きくなくて良い状況)観劇用途を最優先した結果です。白頭翁でも、例えば 1 台でバードウォッチングも(それなりに)星もみたいなら 30mm クラスから選びます。


双眼鏡星図

2023年01月18日 17時45分37秒 | 双眼鏡 関連
拙宅の修繕でベランダが使えなくなったものの、月明かりもない星見には良いタイミングなので、双眼鏡で冬の星座を鑑賞しております。で、その時に使う星図の話です。

望遠鏡を使う時には A3 に拡大プリントした滝敏美さんの『重星星図』を(重星と限らず)専ら使っていると以前に書きました。(貧乏性なので、高価な書籍としての星図には書き込むことができずにいましたから)星図に書き込む便利さを初めて知りました(自爆)し、書き込むと他の星図には浮気できません(笑)
ですが、これだと全天が 36 分割ですから星図一枚の範囲が広くないので、NL Pure 8x42 には良いものの Super WideBino 36 では使い難いです。同じ滝敏美さんの『滝星図( 6.5 等)』は12分割で、昔の『ノルトン星図』に近く一枚の範囲が広くて良いのですが、名称通り 6.5 等星までなので NL Pure のときには少し物足りない。星空を流すだけなのに贅沢な願望かもしれませんが、両方の双眼鏡で満足して使える星図を探しました。
そして見つけたのが『 Mag-7 Star Atlas 』。7.25 等星まで出ていて、20 分割なのでそれなりに広い範囲が一枚に収まっています。実は『重星星図』は 7.0 等星までなので、0.25 等級暗い星まで出ていますし、星雲・星団も多く載っています。一方で、重星番号などはありません。用途・目的で使い分けるしかないのが星図でしょう。いずれにしても、これも滝さんの一連の星図も(個人使用では)無料で、有難いを通り越して申し訳ない気持ちになります。 『 Mag-7 Star Atlas 』にはモノクロ版とカラー版がありますが、野外で赤いライトで見るのでモノクロで十分です。なお、老眼のため A4 ではなくA3 にし、星座の星の繋ぎ方が慣れた感じと違うことがありますのでその線が薄くなるカラー版の方を使って、モノクロプリントしてます(笑)
若干工夫した点がフォルダに入れる順番です。 Chart の番号順にせず、『滝星図( 6.5 等)』や酒の肴と化した『 Pocket Star Atlas 』のように赤経の順に揃えて北から(結果的に季節毎になりますから春から夏・・・)に並べ替えました。その分け方では(極を別にして)6 エリアに分かれるだけなので、こんがらがることもありません。更に赤道近辺の部分( Chart 8~13 )は 2 枚ずつプリントアウトし、隣接する南と北とそれぞれ見開きで一緒に見られるようにしました。こういうときに自由に「部分増刷」できる PDF 形式のフリーソフトは本当に有難いです。なお、A3 プリンターを持っていないので、セブンイレブンの @10 円の複合機を使ってプリントしました。経費は重複の 6 枚を含めたプリント代総額 260 円、フォルダ代を入れても千円札でお釣りがきます(フォルダを 2 分冊でも良ければ百均の 10 ポケット 2 冊でワンコイン!)。爆安! 

著作権で問題を起こしたくないので粗い画像で済みませんが、悪しからず。左側のフォルダに入っている方が冬の北天(中央はぎょしゃ座)と赤道付近(中央右にオリオン座)で見開き、右側はその次の見開きとなる赤道付近と南天(中央ははと座)です。

https://www.cloudynights.com/articles/cat/articles/observing-skills/free-mag-7-star-charts-r1021

『 Discover the Night Sky through Binoculars 』読了

2022年08月12日 17時38分39秒 | 双眼鏡 関連
『 Discover the Night Sky through Binoculars 』を読了しました。読了は単に読み終わっただけでなく、星図にマークもしました。って、別に偉そうに書くことでもなかったです。こういう本は、書いてある天体を全部見たぞ!位しか自慢しちゃイカンでしょうね。それだって、強いて言えばという感じですか。

余り馴染みのなかった asterism や散開星団を知ったのは収穫でした。一方で、最初から分かっていたこと乍ら購入時に気付いてなかったのが、著者が高緯度のイングランドに住んでいるため、どうしても北天、しかも極に近い領域が中心になることです。北緯35度版を書いてくんないかなぁ(爆)

処で、この本の著者は Mr Tonkin です。ご自分が見つけた asterism を Tonkin 1、2、3 ・・・と名付けています。読みはトンキン 1 でしょうね。
北京がペキン、南京がナンキンとルビを振りますから、トンキンとくれば東京。東京をトンキンと発音するのは蔑称との説もあるそうですが、それが理由と云うことでもなく、駒場とか本郷辺りにある国立大学を我が家ではトンキンダイガクと呼び、そこの出身者がヘマをしたときなど「だからトンキン脳はダメなんだ!」「トンキン脳に多くを期待してはいかん!」などと罵ります。って、ことでトンキンには妙な感覚がつきまといます(爆)

6月ともなれば・・・

2022年06月03日 00時13分14秒 | 双眼鏡 関連
6月は暦の上では夏。21時を回ると獅子座は西に傾き、かみのけ座、うしかい座が南中しているものの、さそり座が東南の空に姿を表し、北東から夏の大三角形が昇ってきます。
ということで、Mel 111 などを眺めてから、β Cyg に。NL Pure を三脚に固定するシステムになってから初めてのアルビレオ観望となります。色収差がなくシャープな星像なので、星の色がよくわかって黄金色と藍色。北天最美と言われるだけのことがあるのが、双眼鏡ではっきり分かります。日付が変わったので、昨夜のことでした。

バカの脳

2022年05月25日 06時52分32秒 | 双眼鏡 関連
複数の双眼鏡の比較では、後先、順番を入れ替えて見ることにしています。或る双眼鏡で分かると、前に見つけられなかった双眼鏡でも分かる。在ると思って探せば、探し物も出てくる。。。喩えがちょっと違いますか(爆)

昨夜は雲のない快晴でしたが、透明度が良くなくて 3 等星も肉眼では厳しい状況でした。NL Pure で遊ぼうと思ったのですが、明るい星の少ない春の星座ということもあり、何処を見てよいのやら(ちょっと大袈裟)。
そうだ、Super WideBino 36 使おう!ってことで(笑)、覗いてみると、5 等星くらいは見えます。流石と思って、NL Pure で見るべくその方向を見ると、肉眼でも 3〜4 等星が見えているのです。Super WideBino 36 と肉眼の比較で言えば、前者が優秀なのは明白ですが、前者で見えると後者が先だと気付かなかった星が見える! 白頭翁の脳は、思い込みの激しいバカの脳と云うことでした(自爆)


PS. 眼鏡をして視度補正をしているので、ミザールとアルコルも分離していました。三重の片田舎の少年時代は見えましたが、今や裸眼ではとても無理なので、眼鏡付き肉眼で見ることもしていませんでしたが。

ステップダウンリング

2022年05月08日 17時20分05秒 | 双眼鏡 関連
ホントに夜に晴れないです。なので、晴「観」雨読とならず曇読雨読ばかりなので、こんな記事です。今週も曇り予報の日ばかり、トホホ。

で、ステップダウンリングは写真用品ですが、私は星図で双眼鏡の視野を示す機材として購入しました。なので、カテゴリーは「双眼鏡 等」にしております(笑)
従来はステッドラーの円形定規(画像の左の方のブルーの定規)を『 Sky & Telescope's Pocket Sky Atlas 』用に使っていたのですが、NL Pure は 9.1° もあるので、径が小さ過ぎるのです。そこでマルミの 46→43 のリングが略々 9 ° になりそうな直径なので税込 405 円也で購入。

正確には少しだけ径が小さかったのと、以前の定規ですと視野の外側が透けて見えるのに(薄いとはいえ)縁の部分で星が隠れてしまうのが欠点です。それでもからす座の主要部 4 個の台形が収まるのも分かりますし、写真の構図を決めるのではなく眼視用(専ら暗い天体の導入用)ですから、これで十分です。

Discover the Night Sky through Binoculars

2022年05月06日 08時53分33秒 | 双眼鏡 関連
双眼鏡用の天体ガイドは和書でも幾つか出ています。入門用(子供向け?)か星雲星団中心(結局、暗い空と大口径望遠鏡が必要って宣伝!)か、で、私にはイマイチ。中では『双眼鏡で星空ウォッチング』がまだ良い方でしょうか。初版を持っていますが、家宅捜索中(自爆)
一方で洋書では『 Binocular Highlights: 99 Celestial Sights for Binocular Users 』が世評が高いのですが、ア〇ゾンでも紙のものは在庫なし。ということで、ミズテンですが、洋書の中では廉いことから、ダメ元で『 Discover the Night Sky through Binoculars 』をポチしました。レビューでよく書かれているのが掲載された星図が小さくて使えないと云うものですが(大きな星図はダウンロードして印刷するようになっています)、星図は 4 種類持っていますから問題無い筈(笑)
60 年以上天体観測してきた、腕っぷしの強そうな英国紳士の Mr Tonkin がイングランド南部で普通の(!?)10x50 を使って見る対象ですが、8x42 でも殆どが楽しめるとわざわざ書いてくれていますから、NL Pure +三脚なら見られるでしょう。もっともイングランドの suburban sky は、ロンドン「郊外の」 Bromley でも藤沢より暗くて星が良く見えましたから、ちょっと辛い部分もあるかもしれません。この辺りの差はおいおいと。

洋書らしく asterism(星群、星列・・・有名な例としては北斗七星、南斗六星)が多くて、これから探すのが楽しみです。カシオペア座の ‘Eddie’s Coaster’ なんか真っ先に見てみたいですよ。

処で、表紙の双眼鏡が Nikon 7x50 SP・防水型 に見えるのは気の所為でしょうか。(三脚アダプタ穴を見せて)Nikon のマークを外してますけど(笑)



NL Pure 8x42 Impression 4

2022年05月03日 06時07分22秒 | 双眼鏡 関連

昨夜は午後に雨が降り夜になって快晴になったので(夕食後 21 時頃から見始めました)、春にしては貴重な、透明度の良い夜空となりました。それ処か、ここ何日、昼は好天でも夜には薄雲が出たりと、星見の出来そうなことがありませんでした。さて、NL Pure 8x42 + UTAs + V4-unit II + Gitzo 1128 Mk II で星を見ますと・・・素晴らしい!

からす座の台形が視野に収まります。気持ちいい。それは NL Pure 単体でも分かりましたね(爆)
気を取り直して(笑)、少し西の空に傾いた M44 から。甲羅の四角が楽に収まります。二重星らしきものも含め、星がうごめいて Beehive と思えます。処で、Canon IS 10x42 L IS でも見ました。視野に入れるのは Canon が楽ですが(未だこの三脚システムに慣れていない所為でしょう)、肘をベランダに置いた IS でも三脚システムよりはブレますね。透明度が良いと言っても藤沢の空は明るいので 3 等星までが見えるくらいです。ですから 10 倍の方が背景の夜空が暗くなり有利に思えますが、コントラストの良さでしょうか、NL Pure が見ていて綺麗で、微光星もよく見えます。
続いて、本日のメイン(!?)である、かみのけ座の Mel 111 です。高度 80 度程度と高くて Canon は天頂方向ですと(肩から肘を壁に着けたり安定をさせている積もりですが)私の持ち方・腕力の問題もあり、(肘を台に置いたときに比べて)ブレ易いです。この点をハンディキャップとして認識したとしても、NL Pure の方がキラキラと輝く星の一群が綺麗で、飽きずに眺めていられます。至福!

Canon 嫁出し計画がスタートしそう(爆)
そして、人生 3 度目の天体望遠鏡計画も(自爆)


Velbon マルチアングルユニット V4-unit II

2022年03月31日 09時47分02秒 | 双眼鏡 関連
以前に Swarovski UTAs を使って星見をするのに天頂付近はやはり見辛いので、追加投資が必要か、と書きました。三脚延長ポールのようなものを探しておりましたら、Velbon の「マルチアングルユニット V4-unit II 」を見つけました。三脚( Gitzo 1128 Mk II )側が大ネジ( 3/8 インチ)なのでそこは良いのですが、カメラ側も大ネジでしかも長いので、このままでは小ネジ( 1/4 インチ)アダプターを使っても Swalovski UTAs からネジがはみ出て安定しません。苦肉の策でライカの自由運台 D 型を間に入れたら、双眼鏡の位置がその分だけ高くなるメリットもありました(笑)

上の画像の状態で D 型の雄ネジの床面からの高さが 173cm となりましたので、小柄な白頭翁には十二分です。

このアングルユニットはハンドルの一捻りだけの操作で「経緯台」として使えます。8 倍なので、これで十分と言いますか、(下手な自由運台と比べて)遊びもなくピタっと確り止まります。なかなかのお値段ですが、使い勝手を考えたら当然だと思います。
なお、カテゴリーを「双眼鏡 等」にしております。素より、機材メーカーの趣旨からすれば「写真・カメラ」なんでしょうが、撮影で三脚を使うことは滅多にないので(爆)

https://www.velbon.com/products/detail/1101200206-00-00-00