10 日ほど使った Summilux-R 80mm F1.4 の使用感(速報)です。
先ず開放・近距離でピントは極く薄いです。(一段絞ればシャキッとしますが)開放ですとフレアっぽくなりますので、余計にピン甘に見えますから難しいです。負け惜しみでした、腕(と眼)が悪いです(自爆)
で、この柔らかみのある開放 F1.4 で撮りたいからこのレンズを使っているので、開放で撮り歩くしかない! ライカ R8 のような一眼レフと違ってミラーレスの Nikon Z5 では、ND8 フィルターを装着してもファインダーが暗くならずほぼ一定の明るさに補正されるので、晴天で F1.4 開放が普通に使えます。加えてデジタルカメラならフィルムの残り枚数(と費用!)を考えずに「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」が出来ます。便利な世の中ですから、この利点を活かさないわけにはいきません(笑)
勿論、デジタルには悪い点もあって、フィルムのように周辺の像の流れなどを上手く丸めてくれず Z5 の CMOS が収差をありのままに見せますから、2 月 10 日の梅の木全景のような写真はアラがそのまま出てしまいます(自爆)。一方で、梅花アップのような絵だと大きく綺麗なボケが七難隠してくれます(笑)
Z5 で「無駄な写真」を撮ってみました。三角スケールを 80cm の処に斜めに置いて(目盛 0 側を遠くに 15 側を近くに)、絞りを変えて撮ったものです。下は F11 で全景と三スケ部分の拡大です。なお、ピントは F1.4 のときに三スケの 8 の目盛りに合わせて動かさずに、絞りを変えただけです。
F1.4 と F2.0 です。 F1.4 だと 8 にピントは来ていますが甘い感じもして、何処にピンがあるか判り難い気がします。F2.0 だとピントの山がハッキリします。これだとピンを外したどうかも分かり易いですね。加えて 7.5 ~ 8 辺りに移っているように見えます。
F2.8 と F4.0 です。7 に山が移っているように見えます。
F5.6とF8.0 です。山は判り難くなっていますが、ボケている感じから 6.5 辺りがピントの中心でしょうか。F11 でも同様です。
両端 0 と15 を比べてみても焦点移動はありそうに思え、0 の方向=奥に動いていると思います。
この玉はポートレイトが本来の役目でしょうが、風景、スナップでも使えそうなので、もう少し研究します(暖かくなったら 28mm か 35mm をつけた M10 と 2 台持ちで撮り歩こうと目論んでいます)。
なお、前にも書きましたが私のレンズは 1980 年製ですので、40 代前半の豊満な美魔女になりますね。別に女性に喩えなくても良いのですが、Linse は女性名詞なんで。って、関係ないな(爆)