今日は誤認衆展の打合せで集合。お昼ご飯は穴子の「銀座ひらい」へ。ここは日本橋「たまゐ」の暖簾分けの由。コレド日本橋に勤めていた頃「たまゐ」本店によく行ってました。で、今回は白焼、蒲焼でビールを一杯飲んだ後に「箱めし ならび」を。
蒲焼(画像の手前側)と煮穴子(同 奥側)を一本ずつ並べたもの。好みは蒲焼ですが、比較して食べると違いがよく解ります。
銀座ひらい - 東銀座/海鮮/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)
本日は「四月大歌舞伎 夜の部」千穐楽を見物。お目当ては「当たり前田」のニザタマ。土手のお六・鬼門の喜兵衛からの神田祭は既に 3 回拝見しているので止めようと思っていましたが、仁左衛門丈の綱豊卿を拝見し、やはりこのコンビは見ておかねば、と思い直しました。で、まぁ、どうせなら千穐楽と思って探したら 2 階の東桟敷席前列があったので即ゲット。各劇評も絶賛でしたから(って、良く書くしかないとは思いますが、ここまで良いのも珍しい)買って良かったです。
さて、「お染の七役」(お染も久松も出ないけど)です。玉三郎丈の悪婆が軽さと手強さがあって流石です。仁左衛門丈の喜兵衛も鉄板です。ただお二人とも立ち上がる時に少し辛そうな感じがして、千穐楽で疲れが出たのかもしれませんが、心配です。他では錦之助が手堅いですし、橘太郎が義理堅さをよく出していて名脇役ぶりを発揮していました。生き返る丁稚役者はイマイチかなぁ。
神田祭。これはもうお二人の世界に尽きます。不世出のペアでしょうね。満員の劇場内が幸せ色に包まれ、万雷の拍手でした。しかし、このお二人でないと歌舞伎座は満員にならないのですよねェ。
舞踊 4 種。帰りの東海道線が 130 分遅れになったのに引っ掛かるのが予見できていたら見なかったですね(爆) 秋の孝太郎以外は群舞や軽業を見せたりするだけで、詰まらなかったです。
お弁当は(テーブルのあるときの)最近のお気に入り、「升本」の「両国」。
【 本日の演目 】
四世鶴屋南北 作
渥美清太郎 改訂
一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
土手のお六
鬼門の喜兵衛
土手のお六 玉三郎(同左、同左)
山家屋清兵衛 錦之助(権十郎、錦之助)
髪結亀吉 中村福之助(同左、坂東亀蔵)
庵崎久作 橘太郎(吉之丞、橘三郎)
油屋太郎七 彦三郎(同左、同左)
鬼門の喜兵衛 仁左衛門(同左、同左)
なお、( )内は 2021年2月、2018年3月(2日連続)公演の配役。
二、神田祭(かんだまつり)
鳶頭 仁左衛門(同左、同左、菊五郎)
芸者 玉三郎(同左、同左、時蔵)
なお、( )内は 2021年2月、2018年3月(2日連続)、2015 年 2 月公演の配役。
九條武子 作
三、四季(しき)
〈春 紙雛〉
女雛 菊之助
男雛 愛之助
五人囃子 萬太郎
同 種之助
同 菊市郎
同 菊史郎
同 吉太朗
〈夏 魂まつり〉
亭主 芝翫
若衆 橋之助
太鼓持 歌之助
仲居 梅花
舞妓 児太郎
〈秋 砧〉
若き妻 孝太郎
〈冬 木枯〉
みみずく 松緑
みみずく 坂東亀蔵
木の葉 男 廣松
同 中村福之助
同 鷹之資
同 亀三郎
同 眞秀
木の葉 女 男寅
同 莟玉
同 玉太郎
同 左近