Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Bespoke Nib

2012年05月17日 23時01分46秒 | 筆記具 関連
その Montblanc の “ Johannes Brahms ” 万年筆を買うに当り、ペン先を F にするか、M にするかで、悩みました。30年以上前に買った 146 は EF ですが現役バリバリ、書き味の悪い 145 は F(お気に入りの Pelikan 400 は、伊東屋・銀座の F の中で一番太いものを選ばせて貰ったので、 F と M の中間くらいです)。

お店の方が、それなら診断しませんか?と。
頭の中が「??」の私に、
 筆記時の筆圧や速度、ペン先の捻りなどを測定、
 コンピュータが書き方の特徴を診断し最適な太さを示す、
 それを参考にして用途等を専門のアドバイザーと相談し、
ペン先を決めると云う説明をしてくださいました。所要時間は30~40分の由。

世界に8台しか無い機械のうち、1台がある由で早速トライ。軸の上にセンサーが附いた長さ25cm位のペンを使って、指定の文章とサインを書きます。146を想定した太さで、本物のペン先が着いたペンとのことで、センサーの出っ張りが少し気になる程度で、万年筆を通常使っている感覚で書けます。因みに、右利き用と左利き用の2種類の「ペン」があります。
測定結果は、筆圧が軽く筆記速度も速いとのことで、機械のお薦めは M でした。それに釣られた訳ではないのですが、「他の太さは既にお持ちなので、用途からみて太過ぎて使えないという事情がなければ、M も良いと思います」なんて言われたこともあり、M にしました。一応、モンブランで EF から M まで揃いますし (^^ゞ
他ではカリグラフィ用の(?)ペン先も試しに使わせて貰いましたが、英字のサインが凄く上手く書けます(笑)

なお、この Bespoke Nib の本当の目的は、測定したうえで、その名前の通り( bespoke =オーダーメードの)ペン先を誂えて貰うことにあります。因みに、診断料は無料ですが、ペン先のオーダー価格は税込み 157,500 円(当然に本体部分の価格が別に必要です)。私は、せいぜいペン先の太さを選ぶくらいが関の山です。
なお、診断は4月17日にサービスを始めていますが、5月14日に行った私で 786 人目でした。
http://www.webchronos.net/news/2012/04/post_241/