地政学リスク

北朝鮮が陸上から韓国の島に向けて野戦砲を放ち、民間人の死者まで出しました。今朝の日経新聞に依ると、北朝鮮は38度線沿いに最大射程50km程度の野砲を多数配備している由。50kmといえば、丁度、東京・藤沢間に相当しますが、ソウルはその国境から48㎞前後、インチョンは40㎞前後ですから、完全に射程圏です。しかも、ミサイルと違って、砲弾の照準は「適当」ですから、軍事施設を狙っても逸れます。ということで、羽田空港から気軽にソウルに行けますが、地政学リスクを考えたら、行っちゃイカンなと営業所の仲間と話したところです。もっとも、ミサイルの射程で考えたら、日本に居ても駄目ですけどね。
因みに、日本海海戦の聯合艦隊の旗艦・三笠の30cm砲の射程が10,000m、2.26事件で品川沖から国会議事堂に照準を合わせた長門の主砲は37,900m、そして戦艦・大和の46cm砲は40,000mだった由です。