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Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

2.5x Powermate その 2

2024年07月14日 18時33分16秒 | 天体望遠鏡 関連

2.5x Powermate で眼視ではピントが来るのは確認できましたが、Z5 で月面を撮影できるか、また拡大率が適当かの問題がありました。漸く今日の 17 時半前に雲間から月を撮影できました。

日没まで1時間半以上ありますから、空は明るいうえに薄雲もあってこうした確認をする目的がなければ望遠鏡は向けないですね。で、ピントは来ました。地心距離が 401,831km ということで視直径は 29.7 分強です。これが 2607 ピクセルに写っていますので、画面上の大きさは 15.51mmとなり、合成焦点距離は 1794mm と算出されます。従って拡大率は 2.42 倍とほぼ公称値の通りです。Z5 の DX モードでは入りきらないので 1:1 モードで撮りました。
ちょっと気になるのが四隅のケラレです。まぁ、センターで写せますけど。。。


2.5x Powermate

2024年06月24日 05時47分56秒 | 天体望遠鏡 関連

先週 Powermate を物色し、倍率を上げ過ぎない 2.5x を選択しました。2x のタカハシのバローと余り変わらないジャン(自爆)

実はタカハシ バローも性能は秀逸なのですが、レンズ部分が細くなっているので EMS や天頂ミラーと干渉しないように差し込み部分を 30mm 弱になるように同焦点リングを装着すると、レンズ部分と挿入筒の段差のところが望遠鏡側の「締めリング」と重なり、ガタつくのが玉に瑕なのです(アルミテープを捲いて太くしていますが、白頭翁の技術ではピタッといきません)。その点 Powermate は寸胴なので、ピシッと固定できます。同様のことが発生する接眼レンズの脱落防止の溝も止めて欲しいですね。なお、スターベース東京の S 宿さんに事前に相談し、また I ノ上店長に実視もさせて貰って購入しましたので、合焦は問題ありません。

テレビュー・パワーメイト & バローレンズ (tvj.co.jp)


筒内気流

2024年06月15日 18時01分06秒 | 天体望遠鏡 関連

今日は復調しました。天気はドン曇りです(自爆)

悔しいので望遠鏡の画像を上げます。望遠鏡の筒内気流を抑制するためにアルミシートを鏡筒に捲くという方法を末尾の WEB で知りました。そこで FC-100DC に巻き付けるべく、ア〇ゾンで「 Eco Ride World アルミシート アルミブランケット サバイバルシート」税込 1,480 円をポチしました( 3 個入りで 9 捲きくらいはいけそうです)。なお、対物キャップの着脱のため先端部はテープで止めず、ダイソーで買った「べんりベルト」45cm 伸縮 3 本入り税込 110 円也を使っています。名前の通り便利!

で、こんな感じになります。

少し前に一度だけ使ったときに、気分的には良くなったように思いますが・・・歯切れ悪くて、スンマセン。

本件の対策方法は「エコノミー天文機材で行く、ゆるーい天文趣味」に教えて貰いました。厚く御礼申し上げます。
衝撃!筒内気流除去の術 (m-lambda.blogspot.com)


TPL 6mm

2024年06月06日 22時32分42秒 | 天体望遠鏡 関連

先日のスターベース東京で S 宿さんに日中の遠景を見せて貰いながらご指南を受けて TPL シリーズから選択したのが 6mm。アイレリーフが短い、視野が狭い、おまけに手動経緯台使用ではありますが、抜けの良さに感動して購入しました。
実測 52g と超軽量です。( Er28mm 以外の=中高倍率の)31.7mm アイピースは 300g ~ 400g ですから桁違いです。鏡筒バランスをとるのが面倒(笑) 我が家の最重量アイピース 405g の XW-3.5 と並べると同じアイピースとは思えず、正に段違い。

アイレリーフが 4.5mm と短いので、レンズにくっつかないと裸眼でも 48° を見渡せません(爆) なお、ゴム見口が硬くて折り曲げても直ぐ戻ってしまいますので、円錐形の金属カップ( Nespresso ピクシー エスプレッソカップ)に逆さに突っ込んで重しを乗せたまま一晩放置して折り癖をつけました(笑)
像が明るくてコントラストが高いうえ、恒星像が引き締まっている(小さい!?)のが第一印象。また、ピントのヤマがシビアで他のアイピースと同焦点の構造なので一応合焦しているように見えますが、微妙に合わせ直す必要があります。なお、手動経緯台ですが 2x バローレンズ使用時の 247 倍でも 48° の見掛け視界も問題なく使えました。


MORE BLUE AU018

2024年06月05日 22時19分07秒 | 天体望遠鏡 関連

APZ 経緯台を入したときに MORE BLUE AU002 VIXEN 規格 220 自在アリガタを導入しました。MORE BLUE AU018 180mm 鏡筒ハンドル用アクセサリープレートが出たのでより安全に運べるだろうと考えて、直ぐにスターベース東京で購入しました。ただ、長さが 180mm なのでアリガタの両端に装着していた MORE BLUE TB006 内径95mm 超軽量化設計鏡筒バンドを夫々一つ内側にしてハンドルを装着しました。
 
本日、何とか晴れて漸く実戦使用ができました。ルックスはイマイチになりましたが、運搬時にアリガタ部分とハンドルとで両手で持てるのは楽ですし、安全ですね。

 


MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer Impressions

2024年05月19日 11時53分05秒 | 天体望遠鏡 関連

MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)が昨年 11 月に来てからほぼ半年、その使用感を。

先ず月です。小クレータと丸い飛蚊症が重なって悩むこともありませんし、乱視も同様で眼鏡無しで視ても問題を感じないのはとても嬉しいです。両眼で視ることから疲れ難い点は想定以上でした。裏像だけが残念ですが、それを割り引いても使う価値は十ニ分にあります。春以降のシーイングの良いときに見比べると、確かに月面の切り立った崖や谷などが双眼だと少し甘くなっていますが、比較して眺めなければ双眼でも満足できる像です。

次に惑星。木星では模様が飛蚊症の影響がなくて色の薄い大赤斑が苦も無く見えます。素より単眼でも飛蚊症を避けながら視ることはできますけど。縞模様の構造なども双眼の方が見易いです。土星は暗いし、10cm では本体の模様が抑々分かりませんし、単眼との差は少ないです。

恒星ですと二重星でも、冬の悪いシーイングでもディフラクション・リングが見易かったりして双眼の方が綺麗に見えることが多いです(殊に離角の大きいもの)。β Ori は EMS 使用での単眼  XW5( 148 倍)≧双眼 Hyperion 8( 157 倍)>双眼 Hyperion 17( 74 倍)≧単眼 NAV7( 106 倍)の順で見易いといった感じです。一方で θ Ori を 4 重星として考えると 7 等星以上の A、C、D はどれも明確に見えますが 7.96 等星の B だけは順位がついて XW5=NAV7=Hyperion17>Hyperion8 で、暗くなるから微光星には弱いのかも。
一方で M42 の明暗・暗黒星雲による切れ目などの構造の見易さは Hyperion 8mm>Hyperion 17mm≧Nav7>XW5ですから、暗いのが弱いのかよく分かりません。面積のあるものに双眼は強いのかな(笑)
M45 などの散開星団も双眼視だとなぜか立体的で、見飽きません( Hyperion 17mm )。

結論としは、鏡像にも慣れている(?)うえに老眼・乱視で眼球内に「ゴミ」の多い白頭翁には、月では極めて有効で、木星でも効果大。重星用過剰倍率で鮮鋭さ・コントラストを必要とする対象(近接二重星)以外では、概ね双眼の方が良いか、同じ程度かと思います。

一つの光を二つに分けるので暗くなると考えていましたが、意外に明るいです(両眼で見て脳内合成?)。よって、157 倍から少し倍率を上げても良さそうに感じます。

なお、画像の状態で鏡筒部(アリガタまで含めて)5.5kg になっています。公称積載可能重量 8kg の APZ 経緯台で Hyperion 8mm の 157 倍でも全くストレスなく使えますから、単眼より 1kg ほど重いものの単眼同様 200 倍超えにも耐えられる架台だと思っています。


MAXBRIGHT II の1.7xGPC の倍率

2023年12月13日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)の1.7xGPC について、米国の或るレビューで射出瞳径で測ると 1.7 倍ではなく 1.46 倍と出ていました。計測のやり方は、TSA-102 に Morpheus 9mm を使ったときの瞳径実測値から 6.16mm に相当するので、9mm との比較で 9/6.16 = 1.46 倍としているものでした。ただ、望遠鏡とアイピースにも微妙な個体差があり、焦点距離が表示通りとは限らないようにも思えます。なお、その方の名誉のために言いますとレビューはとても詳しくて、私も購入の決め手の一つにしましたので、とても感謝しております。
で、日中に遠景でピントを合わせてから空に向けてアイピースを撮影し、EMS 使用時(等倍)と MAXBRIGHT II +1.7xGPC の瞳径の比較で倍率を計算しようとするものです。これだと個体差は消去できると思います。

添付画像はHyperion17mm を左側がEMSに装着、右側がMaxBright II + 1.7xGPCに装着した場合となります。この画像を使って、接眼側レンズの枠と瞳径のピクセル数を測り、その比率をそれぞれ計算します。カメラをアイピースに正対させられないので、垂直方向と水平方向で計測しました。結果は前者で  1.64 倍、後者は 1.69 倍になっていると算定されました。拠って 1.7 倍と言って差し支えないように思えます。


MAXBRIGHT Ⅱ のケース

2023年12月10日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)には立派なプロテクターケース( B&W 製?)が着いてきますが、双眼装置単体用です。アイピースや天頂ミラーを付けたまま収納できるケースを探したのですが、天頂ミラー込みにすると大きくなって一気に高くなります。それで本体+アイピースのみのケースとしてトラスコ中山の「プロテクターツールケース オレンジ M 」を導入しました。

容れる側の山型のウレタンを底に持ってきて、ブロック状になって切り抜きやすくした 2 枚を上にしています。

 

https://www.orange-book.com/ja/c/products/index.html?itemCd=TAK13ORM++++++++++++++++++++++4600

 

 


鏡像

2023年11月23日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

鏡像と言いますか、裏像と言いますか。MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)の場合に光路長の関係で 1.7xGPC だと天頂ミラーでないと合焦しません。拠って、裏像になります(下の画像の左。実際は右側)。EMSだと右側になりますけど。因みにこの画像は本日 18 時頃に撮影したものです。

昔は正立ミラーなんて無かったので仕方ないか。