Charles Bracken が天体写真でしか分からないような星雲などに特化して作成した星図『 The Astrophotography Sky Atlas 』を購入しました。WAVE 100i と SkySafari 7 Pro があるので、天体の導入に星図はもはや要らないですし、またそうしたハイレベルの天体写真は撮れませんけど。
ただし普通の星図としてみると 9 等星まで出ているので、カラフルで綺麗な方が事前の鑑賞計画を立てるときに楽しいだろうと思って購入しました(笑)
その目的には合致しているようで実は二重星の区別が出来ませんから、やはり画像の左側のような二重星用の星図も必要です。ってことで、アホです(自爆)
私の Sky-Watcher WAVE 100i のセッティングを備忘も兼ねて記載します。
【 始動時 】
1. 望遠鏡を設置する
高度計のあるほうを手前にし、右側に鏡筒固定ノブを上にして、北、ゼロ高度になっていることを確認して望遠鏡を載せる
2. WAVE100i の電源を On にする
3. iPad の WiFi で SynScan_5621 を選択する
4. SynScanPro を起動
「接続する」
(必要であれば、北向きと水平を再調整)
「経緯台モード」を選択
「 2 スターアラインメント」を選択
アラインメント候補が出てくるので2つ選ぶ
(ここからが望遠鏡の出番)
アラインメントに選んだ星を「導入」
微調整して視野の中央にきたら「アラインメント ☆レ」を押す(上下左右ボタンが赤いと押せないので少しだけ押す)
もう一つも同様に。
5. Sky Safari 7 Pro を起動
「望遠鏡マーク」をタップ
「接続する」が出たら押す
星図、検索*または予め登録しておいた「観測リスト」で観たい天体*を選定し、導入をタップ
*:メシエ番号、SAO 番号等を入力し選定する
【 終了時 】
6. 北側水平の天体を導入(架台の向きを始動時の 1. の位置に戻すため)
7. WAVE 100i の電源を Off にして終了
最初は 4. の「 2 スターアラインメント」を選択したら直ぐ SkySafari 7 Pro を起動してアラインメントに使う星を選んでいましたが、上手くいくときといかない時がありました。そこでアラインメントを終える迄は SynScanPro を使うように変更したところ、現状では失敗がないのでこれで確定とします。
なお、事前に SkySafari 7 Pro を SynScanPro とリンクさせる必要がありますが、これはスターベース東京で S 宿さんに教えて貰いながらやったので、(一度リンクを行えば良いので)もう忘れました(爆)
スターベース東京から 10 月 25 日に届けて貰った Sky-Watcher WAVE 100i を、昨晩が快晴の予報だったので一昨日漸く開梱しました。昨晩は予報通り晴れて、漸く三脚に載せて初陣を飾れました。
結論から言いますと、今回もスターベース東京の S 宿さんに実機で教えていただいたお蔭で、SynScan Pro と SkySafari 7 Pro を使って自動導入・自動追尾が楽々で出来ました。
ただ、教わったことができるか不安でしたので日中に経緯台モードの 2 星アラインメントで模擬運用をして、夜の実戦に臨みました。初めてなので未だアラインメントが甘かったと思いますが、それでもターゲットは実視界 0.4 度の TPL 6mm でも視野に入り、本当にスイスイとリストアップした二重星を見終えてしまいました。しかも自動追尾なので、白頭翁のように専ら二重星や惑星を観る者には見掛け視界が狭くても余り問題になりません。中心像が鮮鋭な TPL シリーズに出会って、この WAVE 100i を使おうと思ったことが正しかったと確信しました。
以上、初陣の第一印象でした。しっかし、機材・装置がどんどん大袈裟になっていくなぁ(自爆)
6 月下旬に購入してから、漸く惑星シーズン(?)となり、土星、木星も観ました。206 倍になる TPL 9mm で土星を観たときはキリッとした像で気持ち良かったです。月面、恒星を見ても像の劣化は感じられませんでしたが、惑星でも同じでしたね。なお、300 倍前後の過剰倍率になりますから超優秀な TPL 6mm でさえ、流石に少しボヤッとなります。殊に恒星の点像が少し大きくなるので分かり易いです。ただ、タカハシ 2x バローのときも同じイメージですし、仕方ないことだと思います。
TPL 2 本の導入で崩れましたが 1.4 倍( √2 )刻みのアイピース群を基本にしてきたなかで 2.5 倍は却って良かったように思います。また、月面全体の撮影では、35mm フルサイズで月全体を撮るのに丁度良い焦点距離になりますし、何よりもスリーブがシンプルな筒状で( EMS の保護フィルターと干渉しないように奥まで入れない場合でも)しっかり嵌め込めて安定感がある点から、購入して正解だったと思います。
今日は爽やかな秋晴れが夜まで続き、しかも微風で絶好のお月見日和。ということで、本当に久し振り、何か月振りかで天体望遠鏡を出しました。
下の画像は FC-100DC + 2.5x PowerMate + Z5 で撮ったものです。
画像の月の直径が 2,820pixel 程度ですので今日の地心距離から合成焦点距離は 1,770mm 程度となり、実効倍率は 2.40 倍とほぼ公称値と同じです。って、以前にも記していますね、すんません。
月明りが強いので、他は土星くらいしか観ませんでしたが、環がリングと云うよりほぼ線になっていて、逆に印象的でした。
Ps. 昨年の 9 月にタカハシの 2x バロー(実効倍率 1.82 倍)で撮った画像がありましたので、比較としてピクセル等倍で並べたもの載せます。
なお、撮影時の地心距離は左が 364 千km、右が 367 千km ですから略々同じです。位相もほぼ同じですね。偶然とはいえ、同じ様に晴れて気流状態も良かったんですね。
漸く賞月観星の超弩級 XWA 13mm を使って月を観ました。他の主なアイピースと同焦点ではありませんが、合焦することを確認できました。ドローチューブを少し( 10mm ほど)繰り入れた状態で合います。 2.5x Powermate でも合焦しますし、142 倍で月の全景が見えます。ただ、月の周回軌道の宇宙船に乗って眺めている感覚は白頭翁には感得できませんでしたし、或る部分を注視するにはセンターに持ってきた方が観やすいですし。拠って、この超広角が自分に必要なのかは微妙です(自爆)
まぁ、秋になって M45 とか h+χ とかを見れば印象は変わるかも、ですけど。
標準アイピースの逆をいく見掛け視界 100 度の超広角アイピースを入手しました。賞月観星の XWA13mm。右側の XW3.5mm の 423.5g を上回る 456g で(いずれも実測)、私のアイピース中では最大・最重量です。
長らく在庫切れになっていましたが、復た入荷した由で即ゲット。何しろ「完コピ!?」と言われる XWA シリーズの中でも元の「イー〇ス」に最も肉薄していると噂があるのが 13mm です。ただ、入手してみて分かったのですが、アイピースだけで覗いても私は視野環を見渡せません。覗き難いと言いますかコツが要ると言いますか。それにしても 100 度は広い!
因みに、望遠鏡に実装して合焦するかは未だ分かりません(自爆)