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Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

月面オープンハート その 2

2023年11月21日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

海軍記念日に「発見」した「月面オープンハート」、もう少しきちんとした画像を撮りたいと追い掛けて(?)5 か月。昨 20 日ようやく二度目を観ました。ただ、気流が極めて悪かったのと少し早かったので(あと1時間ほど待てば良かったですが、低空になって更に気流が悪くなりますし)イマイチ感はあります。

なお 60 枚ほど 4 回連写をしたうちの 1 回を選択し RAW 画像を「フラット処理」し(これまでの JPEG ではなく)TIFF に現像しました。それを RegiStax 6 でなく Autostakkert で上位5%ほどを選んでスタックしたものです。そのままですとフラットなままですので、RegiStax 6 でメリハリを調整して、仕上げています。

なお、撮影・処理などについては、月刊『星ナビ』の山野泰照さんの記事をほぼ踏襲しています。モザイク合成でなくミラーレス一眼での一枚撮りの技法なので、参考になることばかりです。先達はあらまほしき事なり。


MAXBRIGHT II Binoviewer

2023年11月18日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

利き目の右の飛蚊症が酷くて月面や木星など面積のある天体をみるのが辛いので双眼装置が欲しくなり、MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)を購入し、本日届きました。今回も復たスターベース東京の S 宿さんに懇切な説明に加え、実際に店頭で木星を観るなどたいへんお世話になりました。

天頂ミラーと双眼装置(合焦のため 1.7xGPC 込み)だけで 948.0g もあり、更にハイペリオン 8mm 二つが 700.5g ですから合計 1.75kg と超弩級。合焦のために鋳物延長筒 108g を外したとはいえ鏡筒バランスが崩れて大変です。鋳物延長筒を外し( 55mm の短縮)更に 1.7xGPC で光路長の消費を抑えた結果、ドローチューブを 12mm 繰出した状態で合焦しました。なお、鋳物延長筒を外したことから EMS を使う時には延長チューブが必要になりました。

 

バーダー マックスビノ2双眼装置 - 国際光器オンラインストア (shop-pro.jp)

双眼装置用1.70倍リレーレンズ(マックスビノ1/2用)T-2仕様 - 国際光器オンラインストア (shop-pro.jp)


秋らしい!?

2023年10月13日 23時11分27秒 | 天体望遠鏡 関連
今夜は晩ご飯当番でもありましたが星見もしました。薄雲があり透明度は良くなくて秋の夜空らしくないですが、気流の状態は良くて秋の空らしかったです。冬に向かうなか徐々に気流の良い日が少なくなるので、こういう夜も貴重です。土星の輪も角度が薄くなっていますが、何とかカッシニの空隙が見えました。もっとも今夜観た重星は図らずも離角の大きいものばかりで、もっと気流の悪い日でも観えそうでした。選定がアホでしたね(自爆)

片瀬の山に いでし月かも

2023年09月29日 23時55分45秒 | 天体望遠鏡 関連
今日は曇りがちでしたが、中秋の名月が拙宅の東の片瀬山から出る頃に何とか少し雲間から覗きました。
 
その後は雲が取れたものの直ぐまた曇り、難しい空模様でした。左側の画像は NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 の望遠端(右下の影は片瀬山の木々です)、右側は FC-100DC に 2x バローを附けて 1,330mm 相当で夫々 Z5 で撮っています。撮影時刻は左側が 19 時 01 分、右側は同 8 分です。なお、通常は北を上にする月面の拡大撮影ですが、これは見えたときの地平線側を下にしています。

因みに、一昨年も中秋の名月の日にアイントプフを作っていました。

今日は 29 日の「肉の日」で小田急の柿安が安売り日でした(笑)

DeLite3mm を同焦点化するシムリング その 2

2023年09月12日 09時20分47秒 | 天体望遠鏡 関連
DeLite 3mm を同焦点化するのに「星見屋」の「 31.7mm 同焦点設定用ロックリング」を使っていると書きました。DeLite の脱落防止用の溝で止めるに苦労し乍らも同焦点化でき、メデタシメデタシでした。
が、一旦外す必要が生じ再び嵌めようとしたら、なかなか上手くいかないのです。それで試しにカメラアダプタと EMS の保護ガラスが干渉しないようスターベース東京で付けて貰ったリングを使ってみました。星見屋のものより少し分厚いので、取り敢えずネジ止めせずに嵌めただけの使用です(下の画像では厚みを比べるため二つとも嵌めていますが、実使用ではブルーの方のみ)。

あーら不思議、ピッタリの、同焦点じゃ、あーりませんか!

データ上では Delite には 6.4mm 厚のリングが必要ですが、5.6mm 厚程度なのに合焦(星見屋の 5mm 厚を基準に画像のピクセル数の差から概算)。何にしても合ってしまえばこっちのもの(笑)
で、ネジ止めに着手。これが脱落防止溝の所為で全く上手く止まりません。ただ、嵌めれば合焦するので固定されなくても使えますから、ケースにはこのアイピースだけ逆さまにして容れています。

月面撮影

2023年09月10日 12時42分09秒 | 天体望遠鏡 関連
天頂ミラー+ 2x バローにカメラアダプタを差し込んでもピントが来ます。従来のカメラアダプタの前にバローのレンズ部分だけを装着したのと比較すると、赤い矢印の分だけレンズとカメラの距離が開くので拡大率が大きくなる筈です。

裏像でも最後に裏返せばよいので問題無いです。ってか、従来も正立ミラーで撮っているのでカメラでは倒立像になってますし(笑)

今朝の日の出後に撮った月面で計算すると、従来 1330mm 相当(約 1.8 倍)でしたが、今回は 1720mm 相当(約 2.3 倍)と 3 割弱伸びました。手動経緯台なので暗くなって露出が長くなる(または ISO 感度を上げてノイズが増える)点はデメリットです。今回も急いだ所為もありますが、ピンが甘いのか従来の方が詳細が写っています(自爆)

タカハシ 2x バローで眼視

2023年09月07日 17時16分32秒 | 天体望遠鏡 関連
終売になっていたタカハシ「 2x バロー <KA00597> 」を廉価で撮影用に購入した話は以前に書きました。ただ、これを EMS の後につけるとドローチューブを最短にしても眼視ではピンが来ません。
先日の「双眼視騒動」で、EMS よりも光路長の短い笠井トレーディング「 31.7mm DX 天頂ミラー 99% 」を持っていることを想い出しました(自爆) EMS よりも光路長が 30mm 程度短いため、20mm ほどドローチューブを繰り出した状態で合焦します!
お蔭でこの 1 日の夜に XW5 と 2x バローの 296 倍でアンタレス B を分離できました(重星用過剰倍率 280 倍とほぼ同じ倍率です)。一度分離すると、XW3.5 だけの 211 倍でも B が分かりました。

難点は EMS セットと交換するにはドローチューブに捩じ込む部品から換えないといけないので、時間が掛かります。このため最初から天頂ミラーセットで(正像装置があるのに)裏像で観ていくことになります。これはツマラナイ。そこで EMS セットの 50.8アダプター( SKY90 )<KP35110> に 31.7mm を差し込めるようなアダプタがあれば数秒で交換できるので、手動経緯台でも必要なときだけ正像から裏像+バローにして観ることができそうです。
で、購入したのはタカハシ「天頂ミラー用 31.7 AD <KA00111>(下の画像の青矢印の先です)。

昨日もスターベース東京の S 宿さんに実装させて貰ったり、諸々お世話になりました。有難い!


Ps. 虹

夕刻、散髪に行くのに腰越の江ノ電・併用軌道区間で撮った虹です。

双眼視

2023年08月25日 22時25分06秒 | 天体望遠鏡 関連
人間には眼が二つあります。でも、天体望遠鏡を覗くときは片方の眼。それはおかしいということで双眼鏡ならぬ双眼望遠鏡が良いと言われています。一方で、重い、架台が大きくなる等のデメリットもあります。そこで、望遠鏡は一本でそれを双眼視できるアダプタも出ています。今日は、それを試しに上京。
結論からしますと、私自身の期待が大き過ぎた所為もあり、 Value for Money が悪いと思ってしまい購入せずに退散。一時間半に亙りお付き合いいただいた S 宿さんには洵に申し訳ないことでした。

月齢 2.0

2023年08月19日 00時32分17秒 | 天体望遠鏡 関連
日が変わったので昨夕 18 日 19 時頃、拙宅 2 階ベランダから見えた富士と月。

気流の状態は良かったですが、低空なので撮影に苦労しました。

何とかこの程度です。旧暦 7 月 3 日、この時刻の月齢 2.0 と正真正銘の三日月」です。

なお、遠景画像は Z5 + ME60-R、拡大画像は例の FC-100DC + x2 バローのセットです。ただし、動画から切り出した画像をスタックしたものです。