リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ばたばたしたり、うるうるしたり

2014年08月03日 | 日々の風の吹くまま
日曜日。カレシが起きたとたんから「オレのシャツが濡れている!」とひと騒ぎ。何だ、何だ
と起きてみたら、あらら、エアコンから水がポタポタ。やだぁ、この暑いときに故障?カレシは
「連休で誰も来ないよ。どうする~」とおろおろ。まあ落ち着きなってば。まずはマニュアルで
トラブルシューティング。あれ、水漏れのことはひと言も書いてない。外に出て行って室外機
を点検したら、排水チューブからちゃんと水がポタポタ。はて、はて。もう一度マニュアルを
調べたら、冷風の方向を長い間下向きいっぱいにしていると、湿気が凝結して水が垂れる
ことがあると書いてある。あはっ、Eureka!方向調節のバーを水平にしておいたら、半日ほ
どでポタポタが止まった。やれやれ。

仕事明け?で、今日の夕食はリブ。1キロのバックリブを骨2本ずつの塊に切り分けて、さっ
と焼いて、スロークッカーに。元のレシピは昔よく言ったレストランTomatoのシェフのもの。
(感激していたら、キッチンから出て来てコツを教えてくれたっけ。)玉ねぎ、にんじん、セロリ、
トマトペースト、チキンストックを調理してスロークッカーに加え、タイムと粒胡椒とベイリーフ
のブーケガルニをポトン。後はおまかせ。仕上げに絡めるBBQソースの方はけっこう手間
がかかる。何しろ、トマトと玉ねぎ、にんにくをベースに、蜂蜜、糖蜜、ケチャップ、マスタード、
パプリカ、ウスターソース、黒砂糖、カイエンペッパー。柔らかく仕上がった肉にソースを塗っ
てオーブンで仕上げ。リブは久しぶりだね。

仕事明けのつもりが、「もう終わったんですかぁ。じゃあ・・・」と次の仕事。明日の夜までって、
本気で言ってますか?あ、本気なの。ま、これもいつもワタシの「担当」みたいになっている
ものだから、しょうがいない。リブにかぶりついてエネルギーを蓄えてから、やるか。でもそ
の前に、ブックマークしておいたゆうべのチームジャパンの花火のビデオを見る。まだ若い
花火師が鎮魂と復興と平和をイメージしてデザインしたそうで、日本的なメロディや和太鼓
の響きの中、着物や浴衣の柄を思わせる優美な花火が夜空いっぱい。やっぱりは花火は
日本の伝統芸術だよね。最後までちゃらちゃらしたポップスに浮かれることなく、ドラマチッ
クで感動的な25分。日本が一番じゃなかったら、審査員団と投票する市民の審美眼を疑っ
ちゃうけど。

じゃ、ここらで仕事をば・・・。


そんなに端折っていいのかな

2014年08月02日 | 日々の風の吹くまま
今日も仕事日。日本はまだ日曜日だけど、きのう終わった仕事その1を納品。デリケートな
内容でも、今はパスワードをかけてZipすれば休みでも平気だから、メールは便利でいい。
掲示板などでメールにすぐに返事をしないのはけしからんと怒る人がいるけど、メールって
いわば留守電みたいなもんじゃないのかな。もらう方がどこでどんな状況にいるかわからな
いのに、いつもメールをチェックして、自分のメールにはすぐに返信しないとマナー違反!
みたいなことを言われても困りますがな。

仕事その2は長ったらしい文書を手短にまとめると言うやつ。いつもは引き受けない仕事だ
けど、おもしろそうだったのでOKしてしまった。かいつまんで翻訳というのは簡単そうに見
えるけど、頭からしゃかしゃかと訳すより時間がかかることもあって引き合わない。全体を通
して読まなければならないし、内容がわかったら今度は何が要点なのかを念頭において、
どこを訳して、どこを切るか考えなければならない。薄暗いジャングルの中で鉈を振り回し
ているような感じもするけど、最後は「収穫」した部分をつなげて、自然な文書の体裁に仕
上げて、読み直して・・・ああ、めんどくさ~。

端折り訳を注文するのは一定の業界に多いような気がする。メディア系は元々情報を伝達
するスペースや時間枠がガチガチに制約されている業界だから、思考も要約型になるのか
もしれないし、予算も乏しいらしいから、わずか5行くらいの記事を書くのに何ページもある
参考情報を全部訳す余裕はないんだろうな。メディアも利益追求の「商売」だから。でも、特
に報道は事実を正確に社会に伝えるのが役目だろうに、そうやって端折った情報を参考に
していたら、どこまで正確性を保てるやら。ぶつくさ言いながら、全部訳した場合の20%の
量にまとめて、こんなんでどうでしょうか~と納品。しゃんしゃんしゃん!

さて、今夜はバンクーバー最大の花火ショー「Celebration of Lights」の3回目で最終回。
何年ぶりかでチームジャパンの出番で、今年は群馬の若い花火師の作品という話。カナダ
の花火ショー専門の会社がプロデューサーになって、コンピュータプログラムによって音楽
に合わせて打ち上げる花火は2000発以上とか。日本の音楽も使うらしい。今年はアメリカ、
フランス、日本の3ヵ国競演だけど、どこが優勝するかな。見えないけど聞こえる音はどこの
も派手だった。さて、明日は何をしようかなあ。

「名前が何だと言うの?」とジュリエット

2014年08月01日 | 日々の風の吹くまま
もう8月。時の経つのは早い。年を取るほどに早くなる。砂時計の砂が残り少なくなるにつ
れて落ちるのが速くなるように見えるのと同じで、ふっと「ワタシの人生はあと何年かなあ」
なんて考えたときに、時間の流れも速さを増して行くように感じる。誰にとっても時間の流れ
は同じはずだけど、1日24時間に何をどれだけ考え、どれだけやるかによって早くも遅くも
なるんだと思う。

今日は「おきみやげ」仕事1をちんたらちんたら。まあこの会社はよく問題が起きるな。日本
の職場ってどこでもだいたいこんなもんなのかな。精神衛生的に良くなさそうだけど、ここは
まじめに社員の声を聞く努力をしているから、ブラック企業では無視されるような問題が表
面化するのかもしれない。ワタシが高校を出て就職した会社もブラック会社だったな。当時
の労働基準法では女性と未成年者の深夜労働は違法だったのに、7時になると誰かが勝
手にタイムカードを押して、月に何十時間も、ときには夜中まで残業させて、残業手当はゼ
ロ。退職願を出したら、「忙しくなるから1ヵ月延ばしてくれ」だって。冗談じゃないって。

半分やってさぼりモードになって、小町横丁の散策。海外生活で日本名が現地の人には発
音しにくいので、法的に通称の英語名に変えたいがめんどうそうで踏み切れない、と。めん
どうならやめておけばいいのにと思うけど、事情は人それぞれ。それにしても、海外に住ん
でいる日本人が「現地化」と取られることについて相談すると、批判が続出して、しまいには
「日本人論」になるところがおもしろい。それを他人に世界の果てまで追いかけて押し付け
ようとするから、何となく原理主義宗教が「背教者狩り」をやっているように見えて来る。

「What’s in a name?」と問いかけたのはかのジュリエット。人は名前じゃなくて中身だよって
ことだけど、語学学校でばっちり東洋顔のアジア人学生たちが英語名を使っていて違和感
があったという書き込みは、英語名=欧米人という固定観念が丸見えで笑ってしまった。
(内心は自分も英語名を使いたいんじゃないかな。)カナダには法的に英語名のアジア顔の
カナダ人が溢れるほどいて、普通にその名前で暮らしているけど、違和感はないなあ。(民
族のアイデンティティをミドルネームで表している例が多い。)ほんと「名前が何だというの?」 
その答はジュリエットに任せて、仕事を終わらせないと次がつっかえる・・・。