リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の珍事は非日常だからこそおもしろい

2019年12月04日 | 日々の風の吹くまま
12月4日(水曜日)。2日午後6時半にバンクーバーを発って南へ南と飛び続けること14時間。寝ている間かなり気流が悪くて、フルフラットシートで仰向けに寝ていると大腸も小腸も果てはおなかの皮下脂肪までが揺さぶられていた感じ。前日にウェリントン地方で暴風雨だったそうなので、その名残りかな。揺れそのものより客室乗務員を呼ぶピンポンで何度も目が覚めたのは乗り物酔いした人が多かったのかもね。それでもほぼ定刻の4日午前5時半にオークランド空港に到着。シドニー行きに乗り継ぐのに、バンクーバーで搭乗券を印刷してもらえなかったので、ラウンジで印刷してもらって、午前7時離陸。約3時間半後、午前8時半にシドニー空港着。クルーズ会社の出迎えの車でホテルへ。空港を出たら空がかすんでいて、空気が何となく煙っぽかった。

チェックインに早すぎるので、荷物をホテルに預けて、クルーズ会社の受付デスクに行って乗船までの手順を書いたレターをもらって、とりあえず周辺を散歩。シドニーハーバーマリオットからすぐ近くのサーキュラーキーの入江に巨大なクルーズ船が停泊していた。あれ、何千人乗ってるんだろうね。観光名所のザ・ロックスのあたりをうろうろしているうちにランチタイム。ホテルに戻ってランチをして、部屋が決まるまでのんびりとコーヒーを飲んでいたら、突然、火災警報。でも、アラームはうるさいんだけど、誰も慌てている様子がないからびっくり。そのうちきりっとしたスーツを着た総支配人らしい人がフロントデスクの方へ歩いて行くのが見えて、そのうち外に消防車。でも、案内は「調査中なのでおちついていてください」。うん、みんな落ち着いてるね。私たちもコーヒーを飲みながら、どうなることかとちょっと野次馬気分。

そのうちアラームが鳴りやんでほっとしたら、奥の方から重装備の消防士が2人。それでもみんなのんきに談笑しているからすごい。で、警報機の誤作動だったのかと思っていたら、しばらくして電気ドリルを2台持った人が奥の方へ入って行ったから、はて、火災警報と関係があるのかな。誤作動でなかったのなら、どこかで煙が出たってことだろうけど、まさかトーストやステーキを焦がしたってわけじゃないだろうなあ。去年はクルーズ船で夜中に火災警報が鳴り出して、あれは結局ほんとの誤作動だったんだけど、旅先では非日常だからけっこういろんなことが起きるもんで、大山鳴動してねずみ一匹的な冒険のうち。ま、旅先でも日常と変わりなかったらおもしろくないもんね。

ランチの後はちょっと昼寝して、元気が出たところで晩ご飯を食べて、繁華街の巨大なクリスマスツリーを見て、南半球の旅の空の初日が終わり。カレンダーを見ると3日がかりの長い1日だったようでもあるけど、シドニーに着くまで時計を変えなかったので、長かったようで短かったような気分。今夜は爆睡できそうかな。明日のシドニーは暑いらしい。