リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

賢そうに聞こえる英語って?

2019年03月29日 | 日々の風の吹くまま
3月28日(木曜日)。☁☀☀。土曜日だと思って目を覚ましたら、なぁんだ、まだ木曜日。でも、長い間「仕事のない日が週末」だったし、今はもう毎日が「週末」なんだから、「まだ」木曜日というのはヘンな感覚だな。リタイア後の3ヵ月は過渡期の調整期間と決め込んで、けっこうぶらぶらしていたけど、そろそろ日本だったら入学式、入社式で始まる4月。でも、こっちの学校の1年は9月始まりだしぃ~なんて言ってあと5ヵ月も宙ぶらりんで過ごすわけにも行かないし・・・。

ま、今日はしなくてはならないことも特にないので、退屈しない程度にのんびり。こういうときは小町横丁に首を突っ込んで、いろんな人生の悩みごと相談を読んでは芝居の一場面として想像してみる。いつもながら、人間模様というのは、社会文化や宗教と言った表面的なフィルターを通り越してしまえば、世界のどこでも本質的に似たようなもんだと思うことしきり。でも、「賢そうに聞こえる英語の形容詞を教えてください」というトピックにはずっこけてしまった。何でも「symmetryとかが私のキリギリの例」だそうだけど、さっそく指摘されているように、symmetryは形容詞じゃなくて名詞だし、「対称的」なんて形容詞は使い道が限られるし、話の輪の中で使ったところで賢くは聞こえないな。はて、もしかして「対照的」のつもりだったのに漢字の変換を間違えて辞書を引いたとか・・・?

回答者の「賢そう」の解釈が人それぞれなので、候補に上がる「賢そうに聞こえる」英単語もいろいろだけど、場面を選ばないと「賢そうに見せたいおバカちゃん」と思われかねないものばかり。英語は古代から次々とブリテン諸島を侵略した民族の言語を取り込んで発展した「雑種」言語なもので、似たような意味なんだけどそれぞれの意味合いがビミョーに違う単語がやたらとあるから難しい。言葉の選び方しだいでは賢くもおバカにも見えるだけじゃなくて、選び間違えたばかりにやっかいな場面を作ってしまうこともある。つまり、英語のニュアンスは日本語の「ニュアンス」とは方向性もレベルも全く違っているわけで、どうやら雑種言語をそこまで表現性豊かなものにした立役者はかのシェイクスピアだという説がある。

微妙なニュアンスはボディランゲージと同様に学校英語では教えないようだから、つまるところはどっぷり浸かって肌で吸収するしかないのかもしれない。たかが英語、されど英語、それでも英語・・・。