リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

申告しなきゃ税金をかけるぞって・・・

2019年03月02日 | 日々の風の吹くまま
3月1日(金曜日)。晴れ!いいねえ、何とも春らしくて。イギリスのことわざに「3月は獅子のごとく来て、子羊のごとく去る」と言うのがあるけど、今年は子羊のごとくやって来た。てことは、3月31日は「獅子のごとく」去るのかな。まあ、それは1ヵ月先の話だから神のみぞ知る。桜の開花はちょっと遅れるようで、バンクーバー恒例のサクラフェスティバルは今年は4月に入ってから。北海道生まれの我が家の桜の木、大きな鉢に植え替えた去年は3月の末に2つ花が咲いたけど、今年はいくつ咲くかな。

さて、3月の最初の仕事は先月からずっとデスクの上に放置していた書類の処理。州政府が住宅難対策として、所有者が(1年の半分以上)住んでいる自宅として登録していない住宅に投機税(空き家税)を課税することを考え付いて、対象地域に住居を所有する州民の99%は課税対象外になるんだから「今すぐ登録しましょう!」と送って来たもの。夫婦共有でも個別に登録しないとならなくて、おまけにオンラインか電話でしかできないと来ている。高齢者ほど持ち家に住んでいる率が高いだろうと思うんだけど、デジタル思考のミレニアル役人が考えたことなのか、コンピュータを使い慣れている高齢者がどれだけいるか想像もしなかったらしい。案の定、電話で登録しようとしてつながらなかったり、つながっても担当者が出るまで延々と待たされたりで、えらい不評を買っている。

まあ、今の州政府は社会主義政権だから、要はこの住宅難に別宅だの空き家だのを持っているのはけしからん、賃貸に出すか売るかしなければばか高い評価額に対して税金をかけるぞってことで、そうやって集めた税金はお手頃な住宅の供給を増やすために使うんだそうな。でもねえ、住宅難は家賃や住宅価格の高騰のせいなんで、何億円もする家やマンションが賃貸に出たり、売りに出たりしたところで、庶民である「住宅難民」に手が届くわきゃないだろと思うんだけどな。それに何億円も払って買った家を空き家のままにしておけるような金持には税金もビジネスのうちで想定内のことだろうし。

まあ、登録の期限が3月末だし、署名とかは不要なようだからと、カレシの分もまとめてさっさと処理したら、「Hello(こんにちは~)」で始まる何ともへつらっているみたいな確認メールが来て、しらけちゃった。これ、毎年やらなくちゃならないものじゃないといいけどね。