リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

縦書き、横書き、斜め書き

2019年03月16日 | 日々の風の吹くまま
3月15日(金曜日)。晴れ。今日はローマ時代の政治家ジュリアス・シーザーの運命の日だったIdes of March(3月15日)。この日に用心せよと言う不吉な予言があったのに出かけて行って暗殺されてしまった。シェイクスピア劇によれば、予言した占い師に出勤途中に会って「3月15日が来たが(何ともないじゃないか)」と言って、占い師に「来たけどまだ終わっていないよ」と返されている。シーザーはその日の訪れと共に凶事が起きると思ったのかな。朝が来て何も起こらなかったから、「なぁんだ、予言は当たらなかったじゃないか。あのへぼ占い師め」と安心しちゃったのかな。だとしたら、ローマ時代にだって1日は24時間あったのに、何ともデジタル的なピンポイント思考だなあと思うけど、現代のミレニアル族の思考に通じるところもなきにしもあらずかな。

平治郎の脚本の横書き打ち込みが終わったので、この件はひと休み。縦書きでは読んで理解するのが精一杯だったのが、横書きだと読みながら舞台のイメージまで浮かんで来るから、ほんとにワタシって変な人。デジタル機器はみんな横書きだし、縦書きの文章を読むことがなくなって久しいからだろうと思っていたけど、何でも読字障害というものがあるそうなので、何のことかと思って調べてみたら、識字障害とかディスレクシアとか呼ばれるあれ。でも、元々横書きオンリーの英語はぜんぜん問題なしだし、日本語だって横書きならすんなり読めてわかるから、ワタシにはあてはまらないような感じだけど、もしかして縦書きだけのディスレクシアがあるのかな。まあ、昔は問題なかったはずだし、内容がすらすらと頭に入らないだけの話で、文字はちゃんと読めて、読みながら同時に打つのはもたついたけど、ちゃんと横書きにタイプできたんだから、それはないか。

人間世界では古代からいろんな言語が生まれては消えて来たわけけど、縦書きもあれば横書きもあって、横書きは左から右が大半らしいけど、逆に右から左に流れるのもあるし、縦書きの行だって、右から左だったり、左から右だったり。何と下から上に縦書きした言語もあったらしいけど、斜め書きってのは聞いたことがない。漢字圏では、中国語の簡体字が横書きだけになったらしいから、今でも普通に縦書きと横書きどっちでもというのは日本語だけなのかな。ふと思ったんだけど、右から左への縦書きだと、右利きの人は手が汚れないんだろうか。