リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ワタシ払う人、アナタ返してもらう人の確定申告

2018年04月20日 | 日々の風の吹くまま
4月19日(木曜日)。晴れのち曇り。気温も二桁でポカポカ。そろそろ雨の季節とさよならし
ないとね。久しぶりにシーラがパスルームの掃除に来てくれて、入れ替わりにカレシが英語
教室に行って、ワタシは寝室でゆうべ説明書の通りに途中まで膨らませてひと晩放置した
バランスボールと格闘。せっせとフットポンプを踏んで膨らんでいるように見えないし、うっか
りしてチューブが外れるとシューと萎み始める始末で、いったいどれだけ膨らませたら「直径
65センチ」になるのか。最後はボールを家具と垂直に立てたヤード尺の間に挟んで距離
(=直径)を測りながら何とか65センチまで膨らませた。いやぁ、すごい運動だった。

シーラに掃除料を払ってから紅茶とクッキーでしばらく世間話。シーラと入れ替わりにカレシ
が帰って来てランチ。カレシが昼寝をしている間に、所得税の電子申告の承諾書類を会計
事務所に送って確定申告は完了。2人の公的年金の合計額は年で5万円くらいしか違わな
いんだけど、ワタシの事業所得が年ごとに増減するので、会計士が配偶者間の年金分割
制度を利用してカレシの年金の一部をワタシの方に移したり、逆にワタシのをカレシの方に
移したりして、世帯の合計納税額が最小になるように所得を調整してくれる。これはかなり
お得な制度だな。

年金分割の他にも、共同名義の銀行口座の利子や夫婦連名の寄付やどちらが控除しても
いい医療費(薬代)の類も、うまく「世帯」の単位で最適になる振り分けを弾き出してくれるの
で、今年はワタシは増収だったから(分割の前納分を差し引きして)10万円ちょっとの追加
納税、カレシの方は11万円ちょっとの還付で、差し引きすると黒字になって、何だか得した
気分。それにしても、連邦と州の所得税の合計を見て、いやぁ、ずいぶん減ったなあ。だっ
て、ワタシだけでも、現役でバリバリだった90年代には一番多かった年の所得税が460万
円で、夫婦合計だと600万円近かったのに、今では桁がひとつ違うんだもの。

シニアになると、年金のうち20万円が税額控除の対象になるし、高額所得者でなければ最
高で数十万円もの老人控除があって、年金だって物価指数の上昇に合わせて増額される
(減額はされない)から、この国はけっこう年寄りに優しくて、ご隠居さんになると何かとお得
だなと思うね。ただし、カナダでも高齢化が進んでいるから、この優しさも今のところは、かも
しれないけど。