リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

医療保険の保険料をゼロにして大丈夫?

2018年04月03日 | 日々の風の吹くまま
4月2日(月曜日)。晴れ。復活祭の月曜日。春風と共に値上げラッシュで、州の炭素税引き
上げで北米で最高のガソリンがさらに高くなって、電気も電力会社が政府の凍結要求を拒
否して値上げ。日本でも今年は値上げラッシュのようで、食品、電気、ガス、医療に年金に
介護と家計を圧迫しそうなものばかり。それに比べたらあまり文句は言えないかな。(物価
指数が上がれば年金も増えるわけだし・・・。)

特に医療は今年から州の医療保険料が半分になって、2人家族で月7500円。いずれは
ゼロにするそうだけど、そこまでやっていいのかなあ。カレシの入院、治療と手術、その後
のフォローで私たちが払ったのは救急車の出動料8千円と薬代だけ。(薬は別に公的保険
があるけど、世帯所得に応じた年間自己負担限度額が大きいので、ないのと同じ。)なくな
る保険料収入は雇用者に新しい保健税を課して埋め合わせるそうで、最低賃金の上昇で
悲鳴を上げている零細企業やサービス業には重なる人件費増になって、最終的に恩恵を
受けるはずの人たちの雇用にしわ寄せが行かないといいけどね。

でも、保険料をゼロにしても、日本で問題になっているらしい外国人(と一部の海外在住日
本人)による制度の「いいとこ取り」はないんじゃないかな。BC州民は医療保険(MSP)に
加入する義務があるけど、6ヵ月以上居住していないと入れないし、施設や人材の不足で
手術や高度な検査・治療は数ヵ月も1年も待たされるので、加入条件さえ維持しておけば、
ちょこっと来て(一時的に)保険に入って治療を受けてさっと帰るのは不可能な感じ。誰だっ
て得したいから、ちょっとした才覚で合法的に得することができるんならそうすると思う。そ
れが制度の財政や運営を圧迫すると言うなら、「抜け穴」を塞ぐのは政府の責任じゃないの
かな。(トランプなら四の五の言わずにやりそうだけど)。

まあ、ワタシは日本に国籍がない(日本国民としての権利も義務もない)から、日本に行くと
きは旅行保険をかけて、入国管理では外国人の列に並んで指紋と顔写真を残す「外国人」
だけど、外国人旅行客向けの免税制度も昔は利用したJRパスも使うことはないな。だって、
日本語だとヘンな顔をされることがあっても、英語でスマイルなら温かく「お・も・て・な・し」し
てくれるので、日本てほんとに外国人にやさしい国だなぁとほっこりした気分になれるだけで
もう十分にいいとこ取りで得してるものね。