リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

仕事虫を退治すると遊び虫が出る

2016年05月06日 | 日々の風の吹くまま
朝から夏を思わせる陽気。今日は6日。戸建てから引っ越して、高層マンションでの暮らし
を始めて満9ヵ月。マンション暮らしのいろはもひと通りわかって来たことだし、たぶん気が
付いたら丸1年が経っていたということになるんだろうな。窓の外に広がって刻々と変化す
る空と雲と山と川の眺望に見とれているうちに、秋が来て木々が色づき、冬が来て雨(と風)
の日が続き、春が来て桜がピンク色の綿帽子を被り、あっという間にもう夏はすぐそこで、
道路向かいのマンションではもうプールに水を張り・・・

     

バルコニーから真下を見下ろしたらガーデンの芝生で日向ぼっこする人影・・・。

     

日曜日の夕方が期限の仕事をさっさとやっつけて納品してしまって、さあ、遊びモード!と
ばかりだらだら。突き指した足もどうやらテーピングが功を奏して治癒に近づいている感じ
なので、(うっかり躓かないように)広いところでゆっくり歩き回りながらの読書。芝居の本は
立って読む方が感情が入るし、声を出して読めばもっと楽しめていい。丸1年の区切りが付
いたら、けっこう長いことごぶさたしていた書くことと描くことと読むことに本腰を入れたいな。
「永遠に劇作家志望」でいるからいつになってももう遅いと言うことはないし、自分勝手流の
絵はまさに好き勝手にカンバスに色を塗っているようなものだし、読む本は死ぬまでに全部
読み切れるのかと思うほどあるから、欠けているのは「その気」だけ・・・。

そう考えているうちにむくむくと「遊び虫」がわいて来て、トロントの出版社にカナダの劇作家
でワタシの憧れの人モリス・パニッチの作品6本と先月観て感動したジョーン・マクラウドの
『The Valley』の本を注文してしまった。おまけに勢いをかってアメリカの作品もと思ってブッ
クマークしてあったオンライン書店をのぞいて、バンクーバーがベースだからというわけでも
ないけど、ものすごい数の芝居脚本を初めから終わりまで見て行って、最後的に7冊も注
文してしまった。全部で14本。いいのかなあ、こんなにたくさん買い込んじゃって・・・。

この頃はひとつの作品が舞台にかかるまでの様々なプロセスがわかって来たこともあって、
劇作家の卵にもなっていないワタシの「永遠に志望」のスパンがぐっと伸びたような気がす
るから、あっさり全部読めてしまうかもしれない。はあ、ワタシの老後趣味の財源ではあるけ
ど、しばらくは「仕事虫」に食われたくないなあ。