リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

芝居を書きたい気分になって来た

2016年05月08日 | 日々の風の吹くまま
あら、朝から曇り空か。でも、晴れて来そうな感じ。今日は母の日だものね。まあ、ワタシは
子供を持ったことがないし、もう35年も母なし子だし、カレシママも母の日だからと言って特
別なことをされるのはいやという人なので、母の日はあんまり関係がない。まあ、「○○の
日」なんてのはたいがいそうなってしまっているけど、商業主義に応えてプレゼントやブラン
チで親孝行した気分になったところで1日だけのこと。シーラの言うとおり「毎日が母の日で
あるべき」なんじゃないかな。そう、毎日が母の日、父の日、夫の日、妻の日、子供の日、友
だちの日、人間の日、地球の日・・・。

青空が広がって来ると、午前中はオフィスが明るすぎてモニターがよく見えないので、仕事
がないことでもあるし、リビングの隅のお気に入りのロッキングチェアに納まって読書。Arts
Clubが創立50周年記念作品集に収録されているモリス・パニッチの『The Dishwashers』。
高級レストランの地下の皿洗い場が舞台で、プロの皿洗いを自認する(前科があるらしい)
ドレスラーは皿を完璧に洗い上げる情熱を語り、元は「上」の客だったのがすべてを失って
「下」で皿洗いになった若いエメットを相手にぶち上げる何とも深遠な哲学がおもしろい。芝
居と言えば台詞だけど、less is more(少ないほど豊か)が真髄、つまり、行間を読めってこ
とか・・・。

読み終わったところでふとその気になって、ノート用紙とペンを持ち出して思いつくままに
「せりふ」を書いてみた。短編小説にしても芝居にしても、ワタシはまずキャラクターの間の
「会話」から書き始める癖がある。言いたいことをキャラクターに言わせて、それを書き留め
るような感じで、泉のごとく名文がわいて来るような才は持ち合わせていないけど、元々お
しゃべりだからなのか、「せりふ」はどんどん浮かんで来る。はて、2人の男のやりとりを書い
ているうちに何だかコメディっぽくなって来た。おもしろそう・・・。

なぜかワタシの芝居は男ばかりで、劇作講座の先生に「男同士の会話を盗み聞きしてるん
じゃないだろうねえ」と言われたけど、ほんとにどうして男ばかりなんだろうな。自分が女だ
から女のキャラクターは描き難いなんてことはないだろうと思うけど、男のキャラクターを描
く方がおもしろいのは確か。短編小説講座での処女作?も主人公は「今にも崩壊しそうな
中年男」(先生の評)だった。はて、彼がその後どうなったのか、続編を考えてみようか・・・。