リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

とかいなかは平和でのんびり

2016年05月07日 | 日々の風の吹くまま
今日も季節はずれに暑くなりそうな気配。というか、5月はもう春なんだか夏なんだかわか
らなくなっているのかもしれない。今から100年後の2116年の5月はどんなものになって
いるんだろうな。1年のうち10ヵ月が暑い暑い夏になっているのかな。気候変動の顕著な
特徴はハリケーンとか台風とか異常寒波とか異常旱魃といった極端な天候がますます極
端になることだそうだから、年中ハリケーンや台風が暴れているかもしれない。人類は月に
移住して人工気候の中で暮らしていたりして・・・。

土曜日だから、朝食をして、掃除。ひと足先にバスルーム2つの掃除を終えたカレシにお金
を渡して散髪に送り出してから床のモップかけ。前回は近くの床屋で「短く」と言ったら丸刈
りみたいに短くされてムカついていたので、ワタシが行くようになったサロンで予約を取って
あげたんだけど、おお、すごくかっこよくなって帰って来た。シャンデルは若いけど、仕事が
早くて上手で、しかもバンクーバーのサロンと比べたら格安で、カレシも大いに満足した様
子。やっぱり「いなか」なんだろうけど、バンクーバーが名前に高いプレミアムが付いて来る
「虚栄の市」のように見えて来たな。

バルコニーで園芸に勤しんでいるカレシを尻目に、手すりにもたれて眼下の6番ストリート
の往来を眺めていたら、消防車がサイレンも鳴らさずに来て普通に駐車して、運転手はす
たすたと銀行の中へ。「今夜はパーティがあるんで、銀行に行くのにちょっと借りるよ」ってこ
とかな。暇なんだなあ。でも、消防車が止まっていても立ち止まる人がいないからびっくり。
なんて言っていたら、今度は銀行の前の道路で車がエンスト。運転者と信号待ちの歩行者
と後ろの車の運転者の3人がかりで後ろを押して銀行の裏の駐車場へ移動。車を降りて手
伝った人は後ろで立ち往生していたバスに向かって「あ、どうも」的に手を振って車を発進さ
せ、バスの後ろに3丁先まで数珠つなぎになっていた車の列も何事もなかったように動き出
した。みんなクラクションを鳴らさずに辛抱強く待っていたのにはびっくり。

こんなのんびりした週末風景はバンクーバーじゃ絶対にあり得ないと思う。ニューウェストは
今どき日本語で言うと「とかいなか」ってことかな。地理的には人口250万のメトロバンクー
バーのど真ん中なのに、みんな気づかずに素通りしてしまう「いなか」。ドーナツの穴みたい
な感じだけど・・・。