今日(7月3日)から紙幣が変わる。近所にある「ゆうちょ」のATMで、旧札1万8千円を入金してから、あらためて1万8千円を出金。新札が出てくると思ったのだが、出てきたのは見慣れた旧札だった。一斉に変わるわけではないらしい。それにしても、円の価値が急落している時期の新札発行は、実に間が悪い。
一万円札の肖像画は40年ぶりに渋沢栄一に変わる。五千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎で、こちらは20年ぶりだ。新渡戸稲造ほどではないが、いずれも馴染みが薄い。
日本の国際的プレゼンス低下が問題になっていることを考えると、日本の礎を築いた人物よりも世界に貢献した人物の方が良いように思える。北里柴三郎よりは湯川秀樹、津田梅子よりは緒方貞子、渋沢栄一よりは杉原千畝の方が今は意味がある。もっとも、キャッシュレス化の時代に、日本の紙幣の肖像画に関心が集まるとも思えないから、どうでもいいことなのかもしれない。
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