1960年(昭和35年)に開業した9ホールのコースで北海道では三番目に古い日本最東端のゴルフ場である。
日本最南端と最西端のゴルフ場は沖縄県小浜島のリゾナーレ小浜島カントリークラブ。
2005年12月に訪問したときは、ハイムルミラージュCCという名前だった。
12番ホールには日本最南端、7番ホールには日本最西端の標識が立っていた。
それを見て、「いつか最東端と最北端にも行ってみよう」と思った。
2007年7月に日本最北端のノースバレーCC、2012年7月に18ホールでは日本最東端の知床ゴルフクラブを訪問。
そして、最後が根室ゴルフクラブである。
予約をしたのは5月3日。
11月下旬から4月末までの冬期間はクローズされているので、営業開始とほぼ同時に予約の電話を入れた。
いつ行っても空いていると高をくくっていたが、週末はそれなりに混雑しているらしい。
7月2日(土)の午前中は地元銀行の大型コンペが入り、午後も数組のコンペが入っていた。
翌日は理事長杯で終日貸し切り、なんでも36ホールで決着をつけるという。
18ホール回るのは諦め、7月2日14時スタートで予約をいれた。
根室市街から車で20分程度、納沙布岬に向かう途中にある。
当日はあいにくの悪天候で、根室市街を抜けると濃い霧に覆われた。
予定どおり14時少し前に到着した。
クラブハウスはモダンな外観だが、50年以上も厳しい風雪にさらされ続けただけあって、老朽化が著しい。
以前は食堂もあったようだが、今は廃止されていた。
もともと牧草地だったそうで、多少の高低差はあるが、全体的にはフラットなコースである。
カートはコース内を自由に移動できる、というより、カート道路自体がない。
「黄色いボールはカラスに狙われるので白いボールを使ってくれ」と言われた。
独特の雰囲気がある。
視界は50ヤードぐらい。
ほとんどのホールが直線的なレイアウトなので、とにかく真っすぐ打っていくしかない。
そして、打ったボールをカートに乗って探しに行くのだが、やはり簡単には見つからない。
結局、OB1発、ロストボール3発、ワンペナ4発で、スコアは57だった。
翌日は晴れたので、もう一度見に行ってみた。
コース内に樹木はほとんどなく、緑に覆われた草原を気持ちよさそうにカートが走り回っていた。
9ホールしかないと内心馬鹿にしていたが、これで十分な気がした。
牧歌的でとてもいいコースである。
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