徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

冬の青森 酸ヶ湯温泉

2016年02月11日 | 旅行記

青森駅を14時に出発した無料の大型送迎バスは満席だった。
酸ヶ湯には約1時間で到着、予定よりも30分早い。
受付は大渋滞で、特に外人客の多いことに驚かされた。
部屋にトイレもない、古い木造の、日本的すぎるくらいの旅館に、どうしてこんなに外人がいるのか、とても不思議な気がした。
秘湯の雰囲気はまるでない。
酸ヶ湯温泉
全室禁煙になったという話を聞いていたが、部屋には灰皿が置いてあった。
どうやら禁煙はやめたらしい。
暖房はガスストーブで、部屋だけでなく、廊下やトイレにもガスストーブが置いてあった。
それでも廊下は寒い。

夕食前に、名物「ヒバ千人風呂」にいった。
中はもうもうたる湯気で、1m先もはっきり見えない。
パンフレットに掲載されているクリアな写真はどうやって撮影したのだろう、それも不思議だった。
酸ヶ湯仙人風呂
大きな浴槽が2つあり、「熱の湯」と「四分六分の湯」という。
奥にある「四分六分の湯」はかなり熱い。
泉質は酸性硫黄泉で、硫黄臭はそれほどきつくないが目に入ると痛い。
混浴だが、浴槽の中央あたりに男女を区切る目印が置かれている。
女性が何人かいたようだったが、湯気のせいで姿は確認できず、声で女性と分かるぐらいだった。

夕食は大広間で、畳の上にテーブルが置かれていた。
よくある温泉旅館の大食堂で、食事も堂々たる会席料理だった。
部屋の鄙びた雰囲気とは随分違い、妙に俗っぽい。
雪深い山奥の宿に、マグロやイカは要らない。
酸ヶ湯会席料理
酸ケ湯は世界有数の豪雪地帯として知られている。
一昨年の記録的な大雪のときも、酸ヶ湯の積雪量が話題になった。
今年は暖冬のせいか、想像していたよりも普通だった。
それでも一夜あけたら、駐車場の車はことごとく雪の中に埋没していた。
ひとたび雪が降るとすさまじい。

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コメント
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