読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

青春のうた 第72巻 1970年代中期22

2008-11-28 22:57:20 | 読んだ
1.アビーロードの街/かぐや姫 1973年7月

かぐや姫のアルバム「かぐや姫さあど」に収録されていた歌で、シンプルなつくりで、気に入っている。

この歌のようなシチューエーションがあったような気がする、情景が目に浮かぶ歌である。

恋人に会えない水曜日、一人で街の中をあてもなくふらつく、そして、どうしようもなくなって、ポケットをさぐってやっとみつけた10円玉で公衆電話から彼女に電話する。

♪公衆電話だから
 大きな声で 
 言えないけれど
 好きなんだ♪


って、なんだかモノクロ的でいいですねえ。


2.いつか街で会ったなら/中村雅俊 1975年5月

神田川の喜多條忠が作詞、吉田拓郎が作曲した曲である。

喜多條さんらしからぬ「乾いた」詩である。
それに、盛り上がりにかける、かんじのする拓郎の曲がマッチしていて、中村雅俊がぶっきらぼうに歌う。

何かの拍子に
♪それでもいつか どこかの街で会ったなら
 肩を叩いて微笑みあおう♪

と、口ずさむことがある。


3.夢が少しづつ/吉川忠英 1974年10月

吉川忠英といえば、ギターリスト。
誰かのバックで弾いている。

昔は歌っていたんだろうなあ、と思っていたが、今回初めて聞いた。

まあ、なんとなく、それなりに、いいんじゃないでしょうか。


4.大阪へ出て来てから/上田正樹と有山淳司 1975年5月

これも初めて聞いた。

どちらかというと「大阪」がらみの歌は苦手である。
どうも「大阪弁」があわないみたいなのである。

この歌にもあるよう「どきつい大阪弁」がどうも『いまひとつ』しっくりこないのである。

多分、人と人とのつきあい方がベタベタしているという印象があるからかもしれない。
ベタベタしているように見えて実はカラッとしているのだとは思うのだけれど・・・・・あきまへん、なのである。

この歌は詞が大阪風であるが、曲は軽めのノリがよく、許容範囲ではある。


5.弟よ/内藤やす子 1975年11月

この歌は詞がなんだか暗く救いようがないかんじで、何でこんな歌があるわけ?なんて思ってしまうのであるが、内藤やす子にはピッタリはまって、説得力があるのだ。

内藤やす子の弟なら「暗い目をしてすねている」ように思えるのである。

この歌は、田山雅充の「春うらら」を歌うとなぜか歌ってしまう。

♪みぞれ混じりの春の宵
 二人こたつにくるまって
 ふと思い出す故郷の
 一つ違いの弟を
 アウーアウー春うらら♪


なんてね。


6.グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス 1974年4月

アイドル時代(?)のアン・ルイスの名曲である。

ひとことひとこと、或いはワンフレーズごとに心にしみてくる。
こういう女の子を振るのはどういうやつなんだろう、と怒りさえ覚えるのである。

それから台詞が英語というのがまた新鮮であった。

アン・ルイスは、もうこの歌のイメージではないが、やっぱり「グッド・バイ・マイ・ラブ」はアン・ルイスに限るのである。

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